人生は一度っきり。そう思うと、毎日が大事な時間であり、どうでもいい時間は少しもない筈なのに、私たちは未来の豊かさの為に今の生活を犠牲にする。
例えば、今欲しいものがあっても、我慢して投資をしたりして、富を築こうとする。
でも、そうやって今を犠牲にして、莫大な富を得たとしても、その富を奥さんが湯水のように使ってゆく。
それは富を築く為に自分も我慢してきたが、同時に奥さんにも我慢させてきたからです。
その我慢してきた反動で、お金で何でも買えるように思って買ってゆく。
でも、思うのですね。奥さんはそんなにたくさんの物を買っても心は満たされないんだなと。
人はお金があれば幸せになれるのではない。ただ一緒にいて欲しい時に一緒にいてあげる。欲しいものがあったら、無理のない程度で買ってあげる。それだけで幸せを感じるものです。
ただ買ってあげる時に嫌な顔をしないこと。
お金を増やすことを考えると、今のお金を使わずに、投資に回したら、もっと多くのお金が手に入ると考えて、使わないことが良い事なんだと思ってしまうと、目の前のお金を使うことがもったいないように思ってしまう。
でも、未来贅沢をすることよりも、人間は今ささやかな幸せを味わうことがずっと幸せなんだと思います。
将来の為にお金が必要だからと思って、お金を増やすことも大切ですが、その為に今の幸せを犠牲にしない。
今という時間を幸せにする為に、そんなに多くのお金はいりません。
今を幸せに生きながら、未来にも備えてゆくことが大切なことじゃないかなと思いました。