仏教と宗教は違う | 幸せのこころとかたち上田祥広のブログ

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人はどうしたら幸せになれるか。なぜ苦しまなければならないのか。お金や地位や名誉をどれだけ手に入れたかを問題にするよりも、自分がどうしたら幸せになれるかを問題にして生きてみませんか。

私たちは無意識のうちに物事を善か悪か、正しいか間違っているかに分ける。

そして、悪を責めることで正しい所に立つ。

本来なら、自分はなぜ正しいのかということを考えてもいいはずなのに、悪を責めることで、当たり前のように自分は正しいと思ってしまう。

仏教とは、自分が正しいと思うことを、それは本当に正しいのか、自分が正しいと思っているだけなのかと考える教え。

それは現実を見なくては分かりません。

でも、私たちは自分が一度正しいと思い込んだものは、もう現実がどんなに悲惨になっても、正しいとしか思えなくなる。

だから、ある意味、宗教とは恐ろしいと言われるのです。

宗教と仏教は違う。

仏教とは、いつも現実を見て、何が正しいのか判断する教え。

だから、自分が正しいと思っていることも、本当に正しいのかどうか、よく考える。

それは現実を正しく見ることからしか分からないことなのですね。