人生、最後には死が待っていると本当に分かると、今まで楽しいと思っていたことが楽しく無くなる。
それはすべて非日常を味わうものだからです。
私たちは日常はつまらないから、非日常を求める。日常では体験できないものを経験して楽しみます。
でも、どんなに非日常を楽しんでも、その先には日常が待っている。
だから、結局、日常を楽しまなければ、私たちは幸せにはなれません。
でも、日常に目を向けると、日常とは同じことの繰り返しだと知らされます。
だから、何年経っても同じことの繰り返しだから、容易に何年先、何十年先が見えてしまう。
そうして思うのですね。こうやって死んでゆくのだと。
だから、私たちは日常に目を向けることなく、非日常を求めてしまう。
日常と向き合うことは、死と向き合うことでもあるからです。
でも、死を前提として、日常と向き合ってこそ、私たちは本当の意味で幸せになれる。
それは結局、幸せとは日常の中にしかないからです。
この同じことの繰り返しの日常をどう幸せなものにするか。
それが幸せになるために大切なことですね。