悪者になりたくないから

自分が責められたくないから、相手を責めてしまう。そういうことはあると思います。責められる側が苦しいから、責める側になれば、責められずに済むと思って、やってしまうのだと思います。

でも、その時、本当は他人を責めることは良くないことなんだけどという気持ちを持つことは大切なことだと思います。

とかく私たちは自分が悪者になりたくないから、自分のやることは何でもかんでも正しいことなんだと正当化しようとします。

でも、正当化することで、相手が傷つくことも相手が悪いから当然だと思うようになり、平気で傷つけるようになります。

人は誰しも傷つけられたら苦しいものです。それは苦しんでいい人なんていないと思います。

でも、私たちは悪者になりたくないから、どうしても、自分のやることを正当化して、相手が傷つくことも当然の報いと思ってしまいます。

それはとても悲しいことであり、人間はこのようにして優しさが無くなってしまうのだと思いました。