人間とは失敗を恐れる。だから、失敗しないように失敗しないように自分を取り繕い良く見せようとする。
でも、私は思うのです。それでまわりの人から認めてもらったとしても、それは作られた自分であり、本当の自分ではありません。
だから、失敗するかも知れない。自分から離れてゆく人がいるかも知れない。
それでも正直に生きてゆきたいと思うのです。
正直に言って、いつも相手は分かってくれる訳ではないと思います。
でも、それで離れしまったならば、それはそれで仕方の無いことだと思うようにしています。
私は自分のことを良く見てもらいたいと思って生きている訳ではありません。
どうせ自分を良く見てもらう為に繕ったとしても、それは今生だけのことであり、死んでゆく時には意味が無くなります。
だから、一人でも心と心の付き合いをしたいと思うのです。
この世の中は、みんな格好つけて、自分を良く見せている世界。それは同時に、本当の自分を誰も知らない世界でもあります。
その世界の中で正直に生きてゆくことは、それだけ非難を受けることでもありますし、本当に自分を変えてゆかなければならないことでもあります。
でも、正直に生きてゆくと、正直にぶつかってくれる人が現れる。それは多くの場合、不満をぶつけてくることが多いですが、それと真摯に向き合ってゆく。
それは自分にとって賭けみたいなもの。相手は我を認めてもらいたいと思っている。でも、そんな相手に正直に向き合ったら、離れてしまうかも知れない。
それはそれで仕方ないと思います。
本当に心と心が通い合うような付き合いになるには、どこかで正直に接してゆくしかない。
それが自分にとって本当の意味で生きているということかなと思いました。