人生は本当に大切なことに時間をかけないまま終わってしまう | 幸せのこころとかたち上田祥広のブログ

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人はどうしたら幸せになれるか。なぜ苦しまなければならないのか。お金や地位や名誉をどれだけ手に入れたかを問題にするよりも、自分がどうしたら幸せになれるかを問題にして生きてみませんか。

私たちは生まれながらにして、自分のことを何者か知りません。つまり、自分に暗いのです。

自分に暗いから、私たちは自分はこういう人間だという我を作り、その自分に執着して生きるようになります。

でも、どんなに自分はこういう人間だと執着しても、その自分は本当の自分では無い。だから、現実の自分との間にギャップができてきます。

だから、自分はこういう人間だと思っていたけど、そうじゃないのだと我を付け替えたらいいのに、私たちは一度作った我を本当の自分だと思いたいから、我を付け替えようとはしません。

しかし、現実は我は自分じゃないということばかり知らせてくる。

そのうちに現実を否定するようになり、自分のまわりには自分の我の通りに扱ってくれる人だけを集めて、安心できる世界を作り上げてゆく。

そして、最後には死によって我が崩れる。こう考えると人は何の為に生きているのだろうと思わずにおれません。

本当の自分を知らず、偽物の自分に執着して、本当の自分を探すことから逃げて、そのまま人生が終わる。

人生とは本当に大切なことの為に時間をかけることなく、終わってしまうものなのだなと思いました。