過去の精算 | 幸せのこころとかたち上田祥広のブログ

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人はどうしたら幸せになれるか。なぜ苦しまなければならないのか。お金や地位や名誉をどれだけ手に入れたかを問題にするよりも、自分がどうしたら幸せになれるかを問題にして生きてみませんか。

死ぬまでにやらなければならないことは、過去の清算。

私たちはいざ死んでゆかなければならないとなった時、心に思い浮かぶことは、自分が生きてきた過去のことです。

多くの場合、楽しかったなあと思うことてはなく、悲しかったとか、傷ついたとか、自分の中で過ぎ去ったこととして、忘れることができないことが思い出されます。

これらは心の傷。そして、この傷を癒さなければ、この心の傷はこの痛みを分からせたいと自分を責めてきます。

だから、過去に対して悔いが残り、それが本当に死んでゆく時に次から次へと心に吹き上がり、自分を苦しめます。

それが強いと、自分はこの世に存在してはならない人間じゃないかと思って、自分を消そうとします。

誰でも自分はこの世に存在して良かったんだと思いたいもの。それは過去を思い出し、一つ一つの心の傷に目を向け、癒やしてゆくことが大事なのです。

これが過去の清算。

この過去の清算をするのが、老後になった人がやるべきことです。

自分の持ち物を使うものだけにして、日常生活を送りながら、思い出される過去の思いと向き合う。

それは穏やかな日々であり、時間をかけて、死の準備をしてゆくことでもあるのです。