時間を大切にするとはどういうことか。
やるべき事を一つでも多くやることが時間を大切にすることか。私はそうは思いません。
時間を大切にするとは、時の流れを感じながら生活することだと思います。
私たちは何かに夢中になると時が経つことも忘れて没頭します。この時、時の流れを感じていません。
時は刻一刻と流れてゆく。その時間の流れを片時も忘れないように生きること。
それが時間を大切にすることです。
毎日生活していたら、やるべき事が色々あります。それをこなしながら、それでも時間の流れを感じて生きることが大切です。
時間の流れを感じて生きることは辛いことです。だから、時間を忘れようと欲に流れようとします。確かに欲に流れることは楽しいことです。しかし、欲に流れると、どれだけ時間があってもあっという間に過ぎてしまう。
だからこそ、時間の流れを感じることは辛いことですが、欲に流れることなく、流れゆく時間を感じながら生きてゆかなければならないのです。
時間の流れを感じることは、それだけ死に近づいてゆくように感じます。今日という日で言ったならば、残された時間を意識して、あとどれだけあるか考えながら生きてゆきます。
そして、一日が終わると、それだけ残された時間が少なくなったと感じるのです。
残された時間を意識してこそ、今を大事にできる。
時間の流れを感じることは残された時間を意識して生きることに繋がるのです。