楽しいことが楽しくなくなる | 幸せのこころとかたち上田祥広のブログ

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人はどうしたら幸せになれるか。なぜ苦しまなければならないのか。お金や地位や名誉をどれだけ手に入れたかを問題にするよりも、自分がどうしたら幸せになれるかを問題にして生きてみませんか。

仏教では無常観を深めることが大切だと教えられます。無常観が深まるとどうなるのか?

一番に変わることは、今まで楽しいと思っていたことが、それほど楽しくなくなることです。

以前なら、美味しいものを食べたら、美味しいと思って、また食べたいと思っていたのですが、それが美味しいは美味しいのですが、また食べたいと思わなくなる。

ある意味、人生で楽しいと思うことが無くなってゆきます。

それは現実世界に対するとらわれから離れて心の世界が問題になるからです。

死は現実世界との別れ。死を意識することで、現実世界は夢のように感じられ、心の世界こそ真実だと知らされるのです。

心の世界は死後も続く。死を意識した時、今まで間違いないと思っていたことが夢と感じられ、夢のように聞いていたことが真実と感じられるのですね。