種を買っても育てなければ意味が無い | 幸せのこころとかたち上田祥広のブログ

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人はどうしたら幸せになれるか。なぜ苦しまなければならないのか。お金や地位や名誉をどれだけ手に入れたかを問題にするよりも、自分がどうしたら幸せになれるかを問題にして生きてみませんか。

人はお金が入ると、もっとお金が欲しくなる。そして、そのうちお金のことばかり考えるようになります。それはお金というあったらあった分だけ、夢が広がり、欲しいものが増えるからです。

欲望に際限がなく、もっともっとと求めてしまうものが人間。でも、それではいつまでも心は渇き、満たされることはありません。

でも、私たちが欲しい欲しいと求めてしまうのは、何を手に入れても心が満たされる訳では無いという真理に気づかないからだと思います。

たとえば車一つでも、一つ買うともっと高級な車に乗りたくなる。だから、お金を貯めて、次の車を買おうとします。でも、車というのは、人や物を運ぶ為のもの。だから、その目的さえ果たせたら、どの車に乗っても、本質的には変わらないのです。

それが分からないから、もっともっと欲しくなるのです。本質が分かったらならば、自分に必要なものはすでに揃っている。

だから、欲しいものを求めるよりも、今あるものを大事にする方が大切です。

幸せはどんなに高価なものを得ても得られるものでは無い。そうではなくて、今あるものを如何に大事にして、そこに時間を使ってゆくかが大切です。

でも、私たちは考えてみたら、欲しいものを探すことに多くの時間を使い、買ったものを見てはいません。

時間は本当は新しいものを探すことよりも、今あるものを大切にすることに使った方がいい。

幸せの材料は揃っています。

その材料を活かすも殺すも、自分が何に心がけているか、それで決まります。

物を買うとは、幸せのタネを買うようなものです。タネを買ったら、それを蒔いて育ててあげなければなりません。育てることが、それに時間をかけることです。

立派な幸せの花が咲くまで、今あるものに時間をかけてゆきたいものですね。