どんなに楽しい時間も過ぎ去ってしまう。終わると現実が待っている。
私たちは楽しい時間を過ごす時は現実を忘れておりたいと思いますが、現実を忘れるほど、現実と向き合うことが苦しくなります。
だから、本当は楽しい時間を過ごす時も、その先に現実が待っていることを忘れないようにしなければならないのですが、私たちはそれでは心から楽しめないと思って現実を忘れようとします。
多くの人は楽しみは現実を忘れることだと思っていますが、仏法では現実を忘れている間に悪を造るので、どんな時も現実を意識して生きることが大切だと教えられます。
確かに現実を忘れないようにしたら、何も心から楽しめなくなる。それでも、苦しみから不安から離れたいと思ったら、現実を忘れないことが大切なんだと思います。
この世を本当に幸せに生きる為には現実を忘れるという仮初の楽しみから離れないといけないのですね。