相手に思うことがあって注意しても、それで相手が自分が悪いと思って自分を責めてしまうと、良くなって欲しいと思って注意したのに、それが相手を苦しめることになると、なかなか注意できなくなります。
注意を聞けるようになる為には、どんな時でも自分を否定しない、自己肯定感が大切だと思います。
自己肯定感はその人のそばにいつもその人を肯定してくれるヒトがいることで、得られます。
その人がどんなに悪いことをしていても、それを注意するのではなく、ありのままのその人を受け入れて、その人の代わりに周りの人に謝ってあげる。
そうやってその人を護り続けることで、その人はだんだんと自分は自分のままでいいんだと思えるようになります。
この時、その人をまとっていた正義が取れてゆきます。だから、自分がやったことが上手く行かないと腹を立てるのではなく、悲しくなります。
だから、また、その人の心を支えてあげる。
そうやって、その人が自由に行動しながら、色々な失敗をして、成長してゆけるようになる。
注意をしなくても、間違っていたら、社会を通して学んでゆける。
大切なことは、どんな時もその人の味方になってあげること。
たとえ社会がその人の存在を許さなくても、私だけはその人の味方なんだと思って心を支えてあげることで、注意されても、自分を責めることがなくなり、成長してゆくことができるようになるのです。