相手を変えたいと思ったならば、北風のように冷たく接して反省を求めるよりも、太陽のように温かく接して安心感を与えた方がいい。
人は冷たくされると、なぜそうされたかを考える前に、考えることを止めてしまう。そして、これ以上責められたくないから、言われたことに諾々と従ってゆく。
それは一見すると、良くなったように見えますが、実際は心の中に不満が溜まっていて、監視する人がいなくなると、自分のやりたいようにやるようになります。
人を変えるには、暖かい心で接して、安心感を与えてゆかなければなりません。そうしなければ、どうして上手く行かないか、考えることをしないからです。
安心感があってこそ、人は思考を働かせることができる。なぜ上手く行かないのか、どうしたら良くなるか、考えることができる。
失敗を通して反省し向上することができます。
もちろんみんなが優しくする必要はありませんが、いつも変わらず優しく接して安心感を与える人が必要。
自分には味方があると思えるからこそ、未来に向かってどうしたら自分は上手くやってゆけるか考えることができるようになるのです。