人間は欲にとりつかれると、大事なものが見えなくなる。
大事なものが見えなくなると、他人からどう見られるかばかりが問題になって、少しでも良く見てもらおうとして、自分を飾るようになる。
自分を飾ることはお金がかかる。自分を特別な人間だと見せようとして、ブランド品を持とうとする。
ブランド品を持つと、あれもこれもよく見せようとして、お金が必要になる。そして、生活レベルを維持しようとして、毎月のようにお金を使うようになる。
お金はいくらあっても、足りなくなる。あったらあった分だけ使う。そして、お金を求めて生きるようになる。
そして、自分にとって大事な人も犠牲にするようになる。
大事なものが見えなくなると、大事なものは欲を妨げる邪魔な存在になる。そして、邪魔な存在がいない方が楽なのにと思うようになる。
そして、水から大事なものを捨ててしまうのです。
人は幸せになりたいものなのに、その幸せを崩してゆくものが欲。
欲に走ると幸せから遠ざかってしまうのですね。