仏法という教えはものさしとなる戒はあります。でも、それができるから良い、できないからダメということはありません。
なぜなら戒があるのは、それを真面目に実践することで、自分の心が見えるからです。
この心を見てゆくことで、真実の自己を知り、苦しみから離れてゆくのが仏法です。
だから、戒ができなくたって、ダメじゃない。大事なことは真剣に取り組むこと。そして、そこで知らされたことを聴聞を通して分析してもらうことです。
自分の姿が知らされることで、より深く自分を見つめ、今まで知らなかった自分が知らされてゆく。
仏法とは言われたことをやらなければならない教えではなく、自分を知る教えなんですね。