仏法はなぜ聞かなければならないのか?
それは私たちは正しいことを知らないからであり、正しいことを知っても、煩悩が邪魔してできないからです。
私たちは何が正しいことかと分かっていても、それが自分にとって都合が悪いと、現実を誤魔化し、都合の良いように考えてしまいます。
この時、現実を誤魔化すものを煩悩と言い、煩悩があるから都合の良いように考えてしまい、間違った種まきを反省することができません。
そのうち、都合の良いように考えた自分の考えが正しいと思うようになり、間違った種まきを正しい種まきだと思ってやり続けてしまうのです。
私たちが幸せになるためには、如何に間違いだと気づいた時にすぐに反省して正すかが大事です。
間違いだと気づいても正せなければ、間違いを繰り返す。無駄な種まきを繰り返し苦しみ続けなければならないのです。
間違いを間違いだと教えてくれるものが仏法。だから、私たちは仏法を聞かなければならないのです。