その人の一生はその人が日頃思っていることが生み出してゆく。
だから、幸せになりたければ、自分の心に目を向け、幸せになるような思いを起こし続けてゆくことが大切です。
ところが、私たちは心に目を向けることなく、口や体で悪いことをしなければ、自分は悪いことをしていないのだと思っています。
でも、口や体に出さないようにしても、心に思っていることは、やっぱり口や体に現れてしまうのですね。
だから、自分では悪いことをしていないと思って安心していても、まわりの人は自然と離れてゆく。
そのことに気づかずに自分は何も悪いことをしていないとお山の大将となってしまうのです。
口に出さなくても、態度に現さなくても、心で思っていることは隠しきれないと思って、心で思っていることを反省してゆくことが大切なのです。
心で思っていることは、やがてその人自身になる。そして、そのことに気づかないのは、自分だけ。
恐ろしいことだなと思いました。