講師の仕事 | 幸せのこころとかたち上田祥広のブログ

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人はどうしたら幸せになれるか。なぜ苦しまなければならないのか。お金や地位や名誉をどれだけ手に入れたかを問題にするよりも、自分がどうしたら幸せになれるかを問題にして生きてみませんか。

仏教の講師として心がけること。それは相手に施しの喜びを知ってもらい、これからも施しを続けてゆくように教えてゆくことです。

その為には、施しをした人が施しをして良かったなあと思ってもらわなければなりません。

そういう意味で、講師とは与えることよりも受け取ることが仕事なんだと思います。

如何に施しをした人がまた施しをしたいと思ってもらうか。その為に感謝したり、受け取ったものを大事に使ったりすることが大事になってきます。

そして、講師というのは、施しをしてくれる人たちによって生かされているという自覚を持つことが大切だと思います。

そういう意味で講師が受け取るお金は、自分が稼いでいるのではない。稼いでいる訳ではないので、自由に何でも使っていい訳ではありません。

あくまでも与えた人が、この人に施して良かったと思ってもらうように大事に使わなければなりません。

そうやって大事に使うからこそ、講師は大事にすることを覚え、施した人はまた施したいという気持ちになり、施しの習慣が身につきます。

ほんの僅かな布施の心をキッカケとして、布施の習慣を身につけてもらうこと。それが講師の大事な仕事ではないかと思いました。