人生生きていれば、様々な苦しみを味わうことがありますが、中でも私たちを最も苦しめるものが心の苦しみです。
心の苦しみとは多くの場合、自分の中にある悪を責めることで生み出される。だから、悪を責める人は、責めた刃が自分に向かい苦しむことになります。
私たちは間違った因果の道理を信じていて、悪いことをしなければ、悪い結果はやって来ないと思っています。だから、自分に悪い結果がやってきた時は、自分が悪いからだと思ってしまい、自分の中にある悪を探して自分を責めてしまうのです。
しかし、どんなに自分を責めたって現実が何か変わる訳では無い。だから、悪い結果が何か変わる訳では無いので、悪い結果を受け続けている限り、自分の悪を責めて苦しみ続けることになるのです。
思い通りにならないことは誰にでもある。どんなに悪いことをしなかったとしても、悪い結果は時としてやってきます。だから、悪い結果を受けた時、これは自分が悪いからだと思うのではなく、仕方ないと受け入れ、少しでも未来が良くなるようにタネを蒔いてゆく。その心がけが大事なことなんだと思いました。