仏教の教えが分かってくると人生の多くのことが死んで持ってゆくことができないものの為に費やしていることが分かっています。
だから、生きる為には働かなければならないが、何のために生きているのだろうと人生のあらゆることが虚しく感じられます。
このような人にとって、どうせ時間をかけるなら価値のあることに時間を使ってゆきたいと思う。でも、今まで生き方には価値のある生き方はなかったから、何の為に生きてゆけばいいのか分からないのです。
人生最後に残るものは、己の業だけ。
この業を少しでも良くすることだけが人生の中で唯一意味のあることなのです。
今までは煩悩を満たすことだけだった人生を業を良くする為に生きる。
生き方を変えてゆかなければ価値のある人生にはならないのですね。