人間というのは、結局、認められる為に生きていると言ってもいい。
お金持ちになりたいのも、地位が欲しいのも名誉が欲しいのも、自分の存在をまわりの人に認めて欲しいからです。
そうやって認められないと、自分はここに存在しながら、存在していないように感じてしまう。
私たちは苦痛を感じることよりも自分が感じられないことが苦しい。
だから、自分が感じられないと苦痛を自分に与えてでも自分を感じようとする。
そういう意味で、私たちはいつも自分を感じる為、まわりの人に自分の存在を認めてもらおうとしています。
幸せとは認めてもらうこと。そして、自分を感じること。
たとえこの世に生まれても、誰も自分を認めてくれる人がいなかったら、それは苦しいものだと思います。
もしそう感じたならば、人は犯罪を犯してでも自分の存在をまわりに知ってもらう為に動いてしまうのも分かるような気がします。
自分を認めてもらう為にも、思い通りにならない時に自分を見捨てない努力が大切なことなんだと思いました。