人間は宗教に取り憑かれると、自分の考えが正しい所に立って、自分の考えに合わない他人の意見が聞けなくなる。
いつも自分の考えに合うかどうかで他人の意見を判断するようになり、客観的にものが見れなくなる。
そして、正しいことをする為なら、まわりの人がどんなに傷ついても何も感じなくなる。
そうやって、正しい所に立って、自分の考えに合わない人を否定してゆくから罪悪を犯し続け、ますます自分の間違いを認められなくなる。
どこどこまでも正しいことを押し通し、最後、臨終になって自分の正しさが何の役にも立たなかったと知らされる。
そこから先は自分がまわりを否定してきた分だけ、刃が自分に向き、射抜いてゆく。
だから、まわり中を否定し、正しい所に立とうとする。
正しさは地獄を生み出す。
間違いを認められる心のゆとりを持ちたいですね。