人間の心には損得を問題にする心があります。
だから、自分がちょっと損すると思っただけで嫌だと思う気持ちが起きます。でも、この損得勘定にとらわれる心によって損すると苦しみ、得を得る為ならば、平気で無慈悲なこともやるようになる。
そして、相手に向けた思いが自分へとはね返り、苦しまなければならなくなるのです。
人間には損得よりも大事なものがある、それが人の心です。
心よりも大事なものはありません。
その心が見えなくさせるものが損得勘定。
心の通った温かい人間をもののように見てしまうものが損得勘定です。
人間を人の道から突き落とすものが損得勘定だから、離れなければ幸せにはなれないのです。