今年も年があけた。世の中では、新年を迎えると、あけましておめでとうと言いますが、私も今年が昨年よりいい年であって欲しいと思います。
でも、新しい年がやってきたからと言って、それで人生明るく生きられる訳ではありません。
仏教では、今年がいい年になるか、悪い年になるか、それは日々の心の種まきで決まると教えられます。
心で幸せな思いを起こしていたら、その人は幸せに生きてゆけるし、不満や愚痴で心が満たされていたねらば、苦しみながら生きてゆかなければなりません。
つまり、心がいい年になるか、悪い年になるかを決めるのです。
この心からどんな思いを起こすか、それは私の努力次第であるし、今日努力したら、明日は休んでいいということにもなりません。
だから、年があけて、心機一転。今年こそ、心に目を向けて、幸せな思いを起こし続けるぞと思って生きて頂きたいです。
心は放っておくとろくな思いは起こしません。そして、心が幸せでないから、物質的な幸せを求めてしまうのです。
しかし、どんなに思い通りに欲しいものが手に入ったとしても、心に目を向けなければ、喜びは続かず、また、思い通りにならない人生に苦しまなければなりません。
心からどんな思いを起こすか。それは自分の心がけ次第。
幸せな思いは日々幸せな思いを起こしてゆかなければ起きてきません。
だから、そういう意味で、日々修行とも言えます。
年が変わって本当にあけましておめでとうと言える為にも、この心に目を向けた一年にしてもらいたいと思わずにおれません。