甘えることができる環境があるからこそ、甘えることの出来ない社会に飛び込んでゆくことができる | 幸せのこころとかたち上田祥広のブログ

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人はどうしたら幸せになれるか。なぜ苦しまなければならないのか。お金や地位や名誉をどれだけ手に入れたかを問題にするよりも、自分がどうしたら幸せになれるかを問題にして生きてみませんか。

子どもの心は、肉体の成長と共に成長する訳ではありません。

だから、肉体はどんなに大きくなっても、子どもが親のことを必要とするなら、子どもの為に動いてあげることが大切です。

親からして見れば、大きくなったのだから、自分のことは自分でできるようにならなければと思いますが、子どもが甘えてくるならば、親として子どもの為に動いてあげる。

そうやって子どもが甘えるのは、自分がここに存在しても許されるのだと思いたいから。

自分の中に、こうしなければならないという思いが強い人ほど、親に甘えて、親に動いてもらうことで、今の自分のままでも親に受け入れてもらっているんだと確認して安心したい。

安心して初めて、甘えることの出来ない社会へと飛び込んでゆくことができるのです。

社会は甘えることのできない世界。

その世界へは、甘えることができずに、自分で頑張ることを強制された人が飛び込むことができるのではなく、いっぱい甘えてきた人ができる。

だから、本当に子どもの将来を考えたならば、子どもが満足するまで、子どもが甘えてきたならば、動いてあげることが大切なのです。

子どもは甘えることができる環境があるからこそ、甘えることができない社会へと安心して飛び込むことができるのですね。