苦しい現実とぶつかった時、思い通りにならない現実を嘆いたり、自分が悪いと責めるのではなく、掃除、洗濯、炊事、子どもの世話に時間をかけたらいい。
女性は苦しみに強いと言われますが、それは苦しいことがあって、落ち込んでも、子どもはお腹を空かせて待っているから、食事を作らなければならない。
だから、どんなに落ち込んでいても、子どもの世話をしているうちに、元気になってゆく。
落ち込みたい時にいつまでも落ち込むことができる人は弱い。
落ちんでもお腹はすくし、洗濯もしなけれぱならない。部屋も汚れてゆく。そうやって、掃除をしたり、洗濯をしたり、食事を作ることは、どんなに落ち込んでいてもしなければならない。
それが生きるということ。
生きるためには食わねばならないし、落ち込んでいても誰も食事を作ってくれる訳じゃないと思ったら、生きるために動くようになる。
動いていったら、落ち込んでいても仕方ないと思えるようになる。
落ち込んでもやることはやらなければならないと動いてゆくから、人間強くなる。
弱い人というのは、落ち込んでいるだけで自分のやるべきことを誰かにやってもらう人。
そして、自分がやらなければならないとも思っていない人。
そういう人は思い通りに物事が進んでいる時はいいが、思い通りにならないと弱い。
やるべきことをどんな時もやるからこそ、人間は強くなるのですね。