他人を変えたいと思ったならば、まず自分が変わらなければならない。自分が物事の本質をつかみ、それを実践して初めて、他人も変わってゆく。他人が変わらないのは、自分のやり方を押し通そうとするからです。
もちろん今までの自分のやり方で変えられる人もいます。しかし、変えられない人もいます。その時、相手が変わらないからといって、相手を責めるのではなく、自分のやり方が間違っていたのではないかと自分を反省してゆく。
仏教とは、どこどこまでも自分に原因を求めてゆく教え。自分が変わらなければ、他人も変わらないという所に立ち、真摯に自分を反省し、正してゆく。それができることで、まわりの変わってゆく。
他人に変わってもらいたいと思う心は素晴らしい。だからこそ、自分が変わらなければと思うことができるのですね。