人は自分の中の嫌いな部分を否定している。それが少しでも顔を出すと、まわりの人に対して、こんな自分は嫌いでしょ、と冷たい態度や否定的な態度を取る。
だから、相手が否定的な態度を取ってきたら、「この人の心には嫌いな自分が見えてきているのだな」と思ってあげたらいい。
そして、相手から否定されても、私は温かく接してあげる。だって、相手は本当は嫌いな自分でも受け入れて欲しいと思っているから。
嫌いな自分はなかなか当の本人は好きにはなれない。だから、誰かがその人のことを否定せず、その人にとって好きな自分も嫌いな自分もまるごと好きだよと受け入れてあげなければならない。
でも、なかなか嫌いな自分が見えている時には、好意的に接しても、どうせ心の中では嫌いなんでしょと疑って信じてもらえないかも知れない。
それでも、その人に幸せになってもらいたいと思って、否定されても否定されても、嫌がらずに温かく接してゆく。
この地道な繰り返しが相手を変える。すごく自分のことが嫌いだった人が、あまり嫌いじゃなくなる。
人は否定しても良くならない。どんな時でも温かく接することで、幸せに近づいてゆくのです。