釈迦・弥陀の慈悲よりぞ 願作仏心はえしめたる 信心の智慧にいりてこそ 仏恩報ずる身とはなれ
仏になるには、仏になりたいという菩提心を起こさなければならない。菩提心とは、どんな心であるかというと、苦しむ人の苦しみを抜いて幸せにしてあげたいという心。いつも人に対して温かい心で接してあげられるような人間になりたいという心。この優しい心になるには、いつも温かい心を受けてゆかなければならない。それは頂いた信心の慈悲、そして、私に接して下さる善知識の温かい慈悲を受けて私の心に人を幸せにしてあげたいという菩提心が起きる。
また、信心には智慧があるから、どんな苦しみも原因が分かるから、苦しみを抜くために教えを説くことができる。このように人々に教えを説いてゆくことで、仏のご恩に報いる身となるのである。