煩悩にまなこさへられて煩悩にまなこさへられて 摂取の光明みざれども 大悲ものうきことなくて つねにわが身をてらすなり欲や怒りなどの煩悩がいつも起きていて、見えるものは煩悩ばかりだから、摂取の光明に照らされていても、光明を見ることはできないが、大悲は嫌だと思って諦めることなく我が身を常に照らすから、いつも煩悩一杯の自分が煩悩一杯と知らされるのだ。