心の中の鬼が死んでも追いかけてくる | 幸せのこころとかたち上田祥広のブログ

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人はどうしたら幸せになれるか。なぜ苦しまなければならないのか。お金や地位や名誉をどれだけ手に入れたかを問題にするよりも、自分がどうしたら幸せになれるかを問題にして生きてみませんか。

人間頑張ってきた人ほど、自分の間違いを認めることができず、謝ることはできない。
自分は悪いことをしていないのだから、謝る必要はないと思っている。たとえ自分の言動によって相手が傷ついているとしても、悪いのは相手の方だから、謝ることなんてないと相手の気持ちをはねつけてしまう。

でも、自分は間違ったことをしていないと思っている人ほど、心の奥底では自分は間違っていると思って、自分を責めている。いや単に責めるどころではない。責め続けている。だから、自分の間違いを認めてしまったならば、自分の心の中にいる鬼が自分の心をズタズタに引き裂くから、自分の間違いをもう認めることはできない。

でも、その心の中の鬼は自分の心が生み出した鬼だから、たとえ自分の肉体が滅んだとしても、自分を追いかけてズタズタに心を引き裂く。

自分を苦しめているものは結局のところ、自分。そして、そんな自分のことを許してあげるのも、また自分なのである。確かに自分は間違ったことをしたのかも知れない。でも、私は自分なりに一生懸命生きてきたのだ。もう十分苦しみました。確かにあの時に戻ってやり直すことはできないけど、自分が一生懸命に頑張ってきたことは、誰よりも自分が分かっていること。

もう自分のことを許してあげませんか。そうしなければ、自分の心の中にいる鬼はあなたを追いかけて、あなたを苦しませ続けるのです。すべては仕方のなかったこと。それで自分を責めても、誰も幸せにはなれません。許してあげて下さい。あなたは十分に苦しんできたのだから。