人間とは、相手との関係が切れるかも知れないと思ったら、不安になって、相手との関係を大事にするのに、もうこの人とは切れないと思ったら、安心して、雑に扱うようになる。
だから、相手との時間を大事にしなければと思うのは、相手が離れてしまうかも知れないと思うからであって、この大事にしたいという思いはいつまでも続くものではない。
でも、一緒にいることが当たり前になって、相手との存在が軽くなってしまうと、一緒にいても、この時間を大事にしようと思わなくなり、何となく時間を過ごしている間に、相手との関係が切れてしまう。
切れてしまってから、後悔しても、元には戻らない。人生っていつもある時はあるのが当たり前で大切にせずに過ごし、なくなってから、一緒にいた時間は何だったのだろうと思うことが多いように感じる。
だからこそ、一緒にいる時間をこの時間は二度とない時間だと思って大切に過ごしてゆきたい。
当たり前になると軽くなってしまう自分だからこそ、どんなに一緒に過ごしても最後には別れがあると思って無常を意識して生きてゆきたい。
人生は今という時間は二度とないと思って、どれだけ大事にするかで決まるように感じます。
出会いがあれば別れがある。別れがあるからこそ、一緒にいる今という時間を大事にしなければ、人生は何もなかったで一生を過ごしてしまうように感じます。
常に無常を忘れずに生きてゆきたいですね。