施しをする時にどんなことに心がけてゆけばいいか？
それは施しというのは、嫌々やるものではなく、自ら進んで自分がやりたいと思ってやるということです。
私たちにはお金に対する執着があります。自分の方にお金が入るときは、お金が増えてゆくようで嬉しい反面、自分からお金が出てゆく時は、何か勿体ないような気がして、喜べないし、少しでも減らそうと思ってしまいます。
確かにお金を使うと、その分だけお金が減ります。でも、施しをしない人は、欲の為にしかお金を使わなくなります。
私たちは施しをする時には生爪剥がすように辛いのに、欲の為にお金を使う時は、髭を撫でるように簡単に多くのお金を出してしまいます。
だから、施しをしない人は、欲の為に施しをするよりもたくさんのお金を無駄に使ってしまうものなのです。
しかも、欲に使ったものは後から後悔しか残りませんが、施しの為に使ったお金は気持ちの良いものです。
だから、私もいつも施しがしたいと思えるようになりたい。他人の為に喜んでお金が使えるようになりたい。そう思えたら、今よりももっと幸せになれると思うから。