執着が強くなるとまわりが見えなくなる執着が強くなるとまわりが見えなくなる。それはちょうど車に乗ってスピードを上げてゆくようなもの。スピードを上げれば上げるほど目の前のことしか見えなくなるように、執着が強くなると目の前のことしか考えなくなる。そして、無意識のうちに他人を押しのけ、自分の我を通すようになる。執着とは自覚なく他人を傷つける心。執着が強い人は知らず知らずのうちに、まわりの人を不快にさせて、自分を孤独にしてゆく。しかも、執着の強い間は、自分が孤独になって寂しい心を抱えていることさえも気付かないのである。