風に吹かれて。 | 秋田いぬゴンの英検1級&英語教師への道3

午前中、コンビニくんでバイトをしました。以前働いていたコンビニと同じコンビニで同じ面々と週五日のシフト。本当に嬉しく感じながら、ごみ箱の清掃などを入念にしたりしました。初夏の熱気を吸い込んだ、ペットボトル用のゴミ箱は悪臭を放っており、飲み残しのコーラやお茶を店内のながしに捨てたりキャップを付けたままのボトルからキャップを外したりする作業に、勤務終了前の30分くらいを充てました。しかしその汚臭もなんだか労働の悦びにかき消されてしまうから不思議なものです。ぼくは、スーパーの裏方のバイトや6年目に突入したコンビニのバイトなどどちらかと言うと体を使う(スーパーはかなりの肉体労働でした)バイトを中心に社会と接してきましたが、今日改めて身体を動かして額に汗して働くことの清々しい喜びを強く感じました。人間は本来、頭脳労働で頭でっかちになるようには設計されていないのではないだろうか?体を動かし汗をかき、くたびれたら昼寝をする。そんな風に神さまは人間をお造りになったのではなかろうか?そんなことがふと頭をもたげました。


結局、現代社会に生きる私たちは、精神の適度な疲労と肉体の適度な疲労のバランスの上に健康な生活を築くように心がければ、心身が大崩れすることはないのではないだろうか?そんな気がしてなりません。


バイトから帰宅し、小一時間昼寝をすると、最近読み始めた『メッセージ・イン・ア・ボトル』を持って、お気に入りのベンチへ向かいました。





秋田いぬゴンの英検1級&英語教師への道3






風に吹かれながら、活字と睦合っていると、まるで呼吸をするかのように自然と物語の世界に入っていけるのでした。


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町のそこここに、舞台上の黒子のように存在を消して、しかし確かにそこに在るベンチは、美味しい飲み物でも携えて行けば、最上のカフェになりますね。