10月の読書 | shiratsuyuのひとことがたり

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宝塚観劇や読書の備忘録としてひとこと感想を

先月、晴れのお天気が2日続き、久しぶりだったので張り切って押し入れの客用布団をベランダに干し、押し入れの掃除を始めました。調子よく進み終わろうと思った途端、使っていた踏み台が端の方に行ってしまっていて、それを取ろうとした瞬間に、押し入れの上段から落ちてしまいましたガーンあまりの痛さ、口からの出血でご近所さんに助けていただき救急車で病院に運ばれました。

口腔外科に運ばれ、顎の中心と右側左側の骨折が分かりました。

顎の中心は接合手術を受け右左は神経が多いところということで手術なしとなりました。

手術後、上の歯と下の歯がワイヤーで結ばれしばらく安静後退院となりました。

今はワイヤーからゴムに替り通院をしながら過ごしています。

天国から地獄へとはこのことの様な気がしています。

口が開かないので流動食に不鮮明な言葉。

すっかり落ち込んでいます。観劇にも読書にも興味が湧かなく、それで今回の読んだ本のアップで、ブログをしばらくお休みすることにいたしました。

こんなへなちょこブログに足をお運び下さった皆様には本当に感謝の気持ちでいっぱいです。

これからの益々のご活躍を希望してやみません。

本当にありがとうございましたラブラブ<m(__)m>ラブラブ

 

10月に読んだ本のアップです本

 

49)七月隆文著『100万回生きたきみ』

安土美桜と三好光太は17歳で同じ高校の同級生。共に100万回生き直している。美桜は生き直すことに倦み心が擦り切れていて学校の屋上から身を投げる。それを助けたのが光太。光太の口から2人の関係とその運命が語られるという物語。

今から2,500年前の出来事から、生まれ変わりながら今に至る経過の物語が紡がれていくのだが、その物語は結構面白かった。でも2,500年間に100万回生き変わるってどういうこと?というのが頭から離れず、毎日生まれ変わっても100万回にならないよね、物語とはいえ「ありえないんちゃう」という思いにとらわれてしまった。

もっと分かりやすい設定の方が、美桜と光太の愛の物語として感動できたと思う。

ちょっと残念ショボーン

 

50)中村航著『星に願いを、月に祈りを』

小学生の大介、麻里、1学年下のアキオの3人は児童館主催のキャンプで夜中にこっそりホタルを探しに行く。そこで不思議なラジオ放送を耳にする。

次に中学生になった3人。アキオが中心の物語になり、そして高校生になったアキオが小学時代に行ったキャンプに行きまた不思議なラジオ放送を聞く。

そのラジオ放送のキャスターと思われる人の物語が挟まれ、大人になったアキオが中学時代に一目惚れした里崎美紀と結婚するというお話。人を思いやる優しい物語だったが、何が何だか分からなくなることが多く、やはり前に読んだ本に引き続きちょっと残念だったショボーン

 

51)住野よる著『か「」く「」し「」ご「」と「』

書名に付いている「」は何だろう?と読み始めた物語。

高校2年の同級生5人が、人には言えない自分だけが見ることのできる不思議な能力で仲間を思いやる優しい物語で、思いのほか面白かった。

5人一人一人の能力を紹介しながら、5人全体の2年生から3年生の物語が紡がれていく。

相手の頭の上に句点・句読点・ビックリマーク・ハテナマークが見える京(大塚)好きな人の話。

心臓のところにシーソーみたいなバーが見えるミッキー(三木)の天真爛漫な行いと文化祭でのつまづきの話。

1234の数字で人の心のリズム分かるパラ(黒田)の修学旅行での行いの話。

頭の上に現れるスペード(喜)・ダイヤ(怒)・クラブ(哀)・ハート(楽)が大きさでその強さを感じることのできるヅカ(高崎)が、3年生になった仲間と公園でお花見に行きエルの悩みに真摯に向き合う話。

体から出るやじるし(↓・←・↑・→)が見えるエル(宮里)が、10年後に読む手紙を書く話。

エルのヅカ・パラ・ミッキー・京宛てに書いた手紙が胸に刺さった。

高校生活と受験や友達関係に幸あれと思わず祈ってしまった。

 

ご訪問頂き本当にありがとうございました<m(__)m>