1月の読書 | shiratsuyuのひとことがたり

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宝塚観劇や読書の備忘録としてひとこと感想を

2018年も1ヵ月が過ぎ、もう2月。

 

ひときわ寒さが身に染みる今日この頃です寒い

 

インフルエンザが猛威を振るっているようです!

手洗い手洗いうがいうがいでシャットアウトをバイキンマン

 

1月に読んだ本のまとめを本

 

1)ほしおさなえ著『活版印刷三日月堂;海からの手紙』

「星たちの栞」に続く「活版印刷三日月堂」シリーズ第2弾

川越にある小さな活版印刷所、店主の月野弓子と依頼者の心温まる交流に思わず涙が流れてしまう4編の物語で構成されています。

*ちょうちょうの朗読会*

星たちの栞シリーズに登場した図書館司書雪乃と同じ図書館で働く司書小穂のお話。

友達と朗読会を開くことになった。演目はあまんきみこ『車の色は空の色』。

プログラムをどうするかで三日月堂で弓子と出会うことに・・・。

*あわゆきのあと*

朗読会の演者の一人、小学校教師三咲の受持ち児童広太のお話。

広太には生まれてすぐに亡くなった姉“あわゆき”がいた。

初めて聞いた話に戸惑いどう受け止めてよいのか迷う広太。

その広太が“あわゆき”という赤ちゃんの名前だけのファースト名刺を作ることで心のわだかまりを消してゆく。

広太と弓子の会話が秀逸。子供と言えどもきちんと話す弓子が素敵!

*海からの手紙*

法事でいとこの息子広太から“あわゆき”の名刺を受け取った昌代のお話。

大学で銅版画を学んでいた昌代は付き合っていた彼と別れてから銅版画をすっかり捨ててしまっていた。

その昌代が弓子と出会い弓子と共同で豆本を制作することに。

共同作業するうち昌代の気持ちが前向きになってゆく。

*我らの西部劇*

病気後退社し、川越の実家に家族と共に帰ってきた慎一のお話。

慎一が川越の街をブラブラしていて思わず手に入れてしまった昌代と弓子の豆本。

三日月堂を知り、大嫌いだった父親が生前に書いていた西部劇コラムをかき集めて一冊の本にしようする慎一。

「お前はお前のやりたいことをやれ、自分の人生をちゃんと生きろ」

慎一の父親から慎一へ、慎一から慎一の息子へ父親としての想いの言葉に泣かされる。

4編ともとても優しい物語で、2018年の初読みがこの本だっとことに感謝したいしあわせThank you!

 

②へ続く