読書それから2 | shiratsuyuのひとことがたり

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宝塚観劇や読書の備忘録としてひとこと感想を

東京宝塚劇場月組公演第1抽選は案の定すべて落選(>_<)


これで千秋楽と新人公演は観れないってことですね。


友の会だけじゃこの2公演は永遠に観れないかも( 一一)



誰も待っていないですが、備忘録なので読書の続きを


㊷砂田麻美著『一瞬の雲の切れ間に』

サッカーの練習からの帰り道、交通事故で8歳の少年が亡くなってしまう。

この事故の関係者の1年後のそれぞれの物語。

加害者の夫の愛人、少年の母、加害者の夫、加害者、唯一の目撃者の順にそれぞれの視点で物語が綴られていきます。

目撃者の物語によってやっと救われます。後味ホッとする小説でした。


㊸浅田次郎著『王妃の館』

次期宙組公演ですね。

お笑い小説と著者がおっしゃるようにけったいな登場人物に大笑いの小説ですが、グランシェフが語るルイ14世とその妃と息子の物語には涙することも。

宝塚ではどんな物語になるのでしょうか?配役は?楽しみが止まらないです。


㊹山本幸久著『誰がために鐘を鳴らす』

廃校の決まった高校で部屋整理をしていて見つけたハンドベル。

整理をたまたま手伝った4人の男子高校生と独身教師がハンドベルの演奏をすることに・・・。

1人では絶対に演奏できない楽器がハンドベル。

逃げ出しそうになりながら、言い争いしながら練習を積む高校生に思わず応援している自分がいました。


㊺米澤穂信著『満願』

凄い作家が出てきた!2015年度このミス第1位、しかも山本周五郎賞受賞の新聞広告につられて図書館で予約。

1年ぐらいは待ちましたね。

6編からなる短編集。まぁ面白かったですが、感動はしなかったです。


㊻三崎亜記著『ニセモノの妻』

4編の夫婦の物語を収めています。

日常と非日常を意識し、その少しのズレで哀れみや恐ろしさに出合うと感じたそれぞれの物語でした。