『若冲』読みました。 | shiratsuyuのひとことがたり

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宝塚観劇や読書の備忘録としてひとこと感想を

2016年の初ブログです。


年末年始は忙しく、4日から8日までは年2回だけ頼まれる仕事をしていてパソコンを開く時間がありませんでした(・・;)


今日パソコンを開き、まずメール捨てから始めました。


すっきりしたところで


初ブログは通勤電車の中で読み終えたこちらから(*^.^*)


澤田瞳子著『若冲』です。


これはとても読み応えのある小説でした。


今とても人気の高い絵師若冲の人生後半の物語です。


若冲に18世紀江戸中期の京都画壇を彩った実在の絵師たち、それに実際に起きた事件。

事実と虚構が混ざり合いながら素晴らしい小説(フィクション)が紡ぎだされたと感じました。


特に市川君圭!

実在の人物で若冲の贋作を多く描いていたそうですが、君圭を若冲の妻(記録には無)の弟とし、憎しみが若冲・君圭共々の絵を創作させたと綴られていました。


読んでいると全てが実際にあったことと思えて、自分が18世紀の京都に生きている気がしてきました。


すごい技量のある作家ですね。


とても面白く夢中になって読んでしまいました。


またこの作家の他の作品も読んでみたいと思いました(^_-)-☆


今年は若冲生誕300年!


益々若冲人気が燃え上がることでしょう\(^_^)/