「話を聴いてほしい!」

という人、いる?

 

私は、聴いてほしい。

 

どんな風に聴いてほしいかというと、

なんのジャッジもせず、

ただ、

「そうなんだ」

と聴いてほしい。

 

ただ、

言ったまま、

そのまま、

丸ごと。

それ以上でも、

それ以下でもなく。

 

わかってくれなくても、

「へー、そうなんだ」

と、聴いてほしい。

せめて、

「わかんないけど、

そうなんだね〜」

と聴いてくれたら嬉しい。

 

例えば、私が、

「私ね、身長158cmなんだ〜」と言ったら、

 

①「へー、158cmなんだ」

 

②「へー、158cmもあるの?

いいな〜!私152cmしかないの〜」

 

①の人は、丸ごと聴いている人。

②の人は、「158cmはいい」とジャッジしているし、

いきなり自分の話をし始めている。

 

いい悪いではなく、

①の人と②の人とでは、

信頼関係の作りやすさでいうと、

①の人が作りやすい。

 

いつでもそうというわけではないけれど、

そういう風に聴いてほしい時は、

そういう風に聴いてほしい。

 

ある程度の信頼関係のある人は、

お互いにそれができているように感じる。

 

どんなに親しい人でも、

全てが分かり合えているか、

全てを肯定的に聞けるか、

といえば、そんなことはなく、

違うんじゃない?とか、

全然わからないわ〜、とか、

そういうこともある。

それでも、

とりあえず「そうなんだな」と聞いてもらえたら、

安心する。

その上で、

「今の話さ、ちょっと自分の意見言ってもいい?」と言われたら、

「うんうん、ぜひ聞かせて!なになに?」と、

素直に聞ける。

 

もし、いきなり、

「それって違うんじゃない?

私はこう思うよ。」などと言われたら、

ちょっと反発したくなったり、

「今はあなたの意見聞きたいわけじゃなくて、

ちょっと聞いて欲しかっただけなのに・・・」と

ガッカリしたりするかもしれない。

 

また、

最初から、共感してほしいとか、

同意してほしいとか、

意見聞かせてほしい、

ということもある。

そういう時は、

先に言っておくか

あとでも言ってみるといいかもしれない。

 

「意見聞かせてほしんだけどね」

「今の話、どう思った?」

「あなたならどうする?」とか。

 

コミュニケーションとは、

結局は思いやりなのだ、と思う。

 

思いやりを持ちつつ、

お互いの意見や気持ちを素直に、正直に話せると、

信頼関係ができてくる。

それには、

聴く人が

まずは、相手のそのまま丸ごとを聴くことが大切なのだ。

 

と私は思うけど、

 

もちろん

全然違う考えの人がいてもおかしくないので、

 

そういう意見も聞かせてほしい。