自分が生まれる前や生まれる時の記憶を

忘れない人がいると聞く。

 

私は全く覚えていないのだが・・・

 

子どもの頃、

熱を出すと必ず見る夢があった。

 

トンネルの中にいて、

行けども行けども、

次々と色々な障害が現れて、

それをクリアしなければ先へは進めないのだ。

マリオのゲームみたい。

そのころはまだそんなゲームがなかったので、

ゲーム感覚で楽しむこともなく、

ただ、まだこのトンネル抜けられないのかな・・・?

と思いながら進んでいた。

 

突然光が見えてきて

トンネルから出ると、

綺麗な青空✨

 

遠くにはジンデレラ城みたいなお城が必ず見えるのだ😆

 

でも、お城にたどり着くには、

広大なバラ園を抜けねければならない。

バラのトゲトゲの中、

かき分けて進む。

 

まあ、別にそこまでしてお城にたどり着かなければならないのかどうかは、

今となってはわからないし、

当時も、あーあ、めんどくさいな・・・くらいの気持ちで

進んでいくんだけど、

大体その辺で目が覚める。

 

汗グッチョリで目が覚める。

 

で、熱も下がってる。

 

この夢を熱が出るたびに見ていたように思う。

 

そのうち見なくなったが、

数年前に熱が出た時、

久しぶりにこの夢を見た。

 

目が覚めて、

「あー、子どもの頃熱出したときによく見てた夢だ〜」

と思い出した。

 

それで、

もしかしたら、

生まれる時もこんな感じだったのかな〜〜

と思った。

 

私が生まれたのは1月の終わりで、

前の夜、コタツで鍋をつついていた母のお腹の中で、

私が、お腹が破れそうになるほど暴れたので、

びっくりして慌てて病院に行ったら、

まだお腹が小さめで、看護婦さんに

「こんなんじゃまだよ!」と言われ、

「でもまあ、嵐だし泊まって行きなさい」ということで、

病院に泊まっていたら、

翌朝私が生まれたのだ。

 

それも、

 

臍の緒が首に巻きついて、

羊水を飲んじゃって溺れそうになっていたのか、

第一声は、オギャー!ではなく、

「ゲロゲロ」

って感じだったそう😆

 

なんとなく、生まれた時の記憶を、

熱が出た時の夢で見ていたのかもしれないな・・・

違うかもしれないけど・・・

 

なんてことを思い出した、

というお話。