腐女子ママが『二月の勝者』読むとこうなる①後半
『二月の勝者』 二巻感想後半
~塾のお金に仰け反る~
 
 
 
🔻有り得ない金額に仰け反る
【『二月の勝者』2巻 高瀬志帆 2018 小学館】
 
 
なるほど……受験戦争を課金ゲームになぞらえるとは。
元々地頭が良い子や、集中力があって落ち着いてコツコツ自分で勉強ができる子以外は、こうして塾にお金をかけないといけないようなシステムになっているんですね。
 
可愛らしい雪だるまや素敵な紅葉のイラストがまた哀愁を誘うよ。そこに記された数字は紛れもない事実(に近いものだと認識)。
 
 
七日間
77000円??
 
 
え、ちょっと待って。
計算できないんだけど、一日いくらって???
 
高すぎて仰け反りすぎて、唯でさえ痛い腰がもうバッキバキですよ。イナバウアーしちゃいましたよ(古い)
 
もうこれ、勉強を教える代金っていうか、この時間子どもの面倒みるお金ですよね(そりゃそうだ)
保育料っていうか、託児代金みたいなものに私は思える。←自分が勉強できない子だったから
 
まぁ塾で預かってくれて且つ、お勉強までみてくれるなんて、有難いっちゃ有難い……。
 
 
私「でもこれ、こんだけお金をとるんだから、確実に志望校に入れてくれるんですよね????」
 
 
って思っちゃうよ??
 
 
夫「soyoちゃんみたいな考えの親が、”塾任せの親”だね」
私「んじゃ塾入れて、ゴールデンウィークや土日、夏休みも預けて、勉強漬けにして、『126万9千円。模試代・テキスト代含まず。』かけても、受からなかったら、親、激怒ちゃうん?」
夫「soyoちゃん、受験をナメすぎだよ。塾行かせたら100%受かるんだったら、受験した子どもは全員受かってる」
私「……」
夫「塾に行きながら家でも勉強するし、家族もそれを応援しながら受験に重心を置いた生活になっていく。後は本人の頑張り次第だけど、それだけやっても落ちる時は落ちる。当たり前だよ」
私「ガーン」
 
 
 
 
ちなみに私の子どものころは……
ど田舎なので、オタマジャクシやカブトエビを追いかけ、素足で田んぼにズボズボ入って遊ぶ。毎日のように市民プールに友達と行く。雨の日も行くからほぼ貸切状態で泳ぐこともザラ……ニュースよりも教育テレビ、もしくはアニメ(母親の好きなドラマやバラエティ)ばかり観る……そんな小学生時代でしたが。→その後、別に有名大学に行けていないけどね!!!
 
もちろん田舎で思いっきり遊んでいて良い大学に行く人もいます。
 
子どもの頃の育つ環境、親の知識は大事だなとつくづく思います。
 
うちも、中学受験をさせるかどうかはまだ未定です。でも、もしさせるなら塾には入れないといけないだろうなというのが夫の見解。受験対策を家でできるなら良いけど、できないもの。
 
 
 
 
 
 
▼オカンかっこええわ~
【『二月の勝者』2巻 高瀬志帆 2018 小学館】
 
 
息子(子ども)の為には、母は強しですね。
 
このお母さんの魂の叫びには本当に感動して涙ぐみました。
私も勉強できなかった人だから、子どもの気持ちもお母さんの気持ちも分かる。
 
かっこいいわ~ママ。
 
でも私にこの手は使えない。
 
なぜなら、へそくり含めてお金無し。マジで夫に養われるだけの身だからです(自分で言ってて情けなくなってきた……)
 
でも、うちは、お互いに大学の大事さはまぁまぁ痛感している。なので、大学入試の為に高校入試、ひいては中学受験、小学校受験、そして幼稚園選びがカギとなる……というのならば夫は素直に金を出す、と思う。私もそれなら漫画がいくら買える……などとはさすがに言ってられない。いや言うけど、最終はそりゃ子どもを優先させるしかないだろう(たぶん……)。
 
 
 
 
「ほら、俺が言ったとおり!こいつがそんなに頭がいいわけなかっただろ?」
 
「違うわ!!」
 
 
↑↑お父さんの言葉を代弁した桂先生と、お母さんの息の合ったコンビネーション。この面談中の言葉も凄い感動しました。
 
私は、まぁFラン大学と呼ばれる最底辺大学出身です。
夫は、コツコツ自分で勉強ができる人だから大学受験前に塾に行っていないし、私よりも偏差値の高い大学を出ています。
 
そうなると、息子がどっちの遺伝子を継いでいるいるのか、というのが凄く重要になってくる。

あまりに、夫と私のスペック(偏差値)に違いがありすぎて。

 
夫型の脳みそのつくりをしているなら、中学受験なんかしなくても、なんとかなるんじゃ……という淡い期待が芽生えてくる。でも、私の遺伝子を色濃く継いでしまったなら、ごめん、塾、行こっか……中学も受験しとこうかってなる。いや、もう受験をすることが既に苦痛だってんなら、しなくても良い。行ける学校に行って楽しんで、好きなことすれば良い。そのかわり、将来の選択肢は狭まるけど。
 
だから、今のうちから息子の頭の中を機械で計って、夫型の脳みそか、私型の脳みそなのか知りたい!!!
 
そうすれば、この子に合った将来の為に……
 
はてな。
 
ちょっと待てよ。
 
 
私型の脳みそならもう勉強なんかしなくて良い!!
 
そう言おうとしたんですよ、私は。
 
 
いやでも、これこそ私は子どもに可哀そうなことをしてしまうんじゃないかって、思ったの。
 
 
 
 
私の子だから、この子はできないだろう
私の子だから、この子はできなくてもいいだろう
私の子だから、勉強よりもたくさん遊んで好きなことをした方が良い
私の子だから、無理に勉強させなくて良い
 
 
 
 
親がそんな風に思って勉強の機会を減らしたり、勉強しやすい環境を与えてやれない事こそ、可哀そうじゃないか???
 
 
 
だって、極論言えば、私だって勉強熱心な親だったら、小学校受験が当たり前の都会に生まれていたら、もっと勉強して曲がりなりにも、もうちょっと良い大学行ったかもしれないし。←親に勉強しろと言われたことは一度も無い。(いや、やっぱそれでも私は勉強しなかったと思うけど!!!)
 


※ちなみに頭の良さは、母親からの遺伝が大きいという研究結果があるとか、「ホンマでっか」で観たことはあります。
息子がコツコツ勉強して中学受験をし、そこそこな大学に入れたら、私も勉強やってたらできたかもしれない!という自信になりますね。(そ、れ、で、も、まあ私はやらなかったとは思うけど。)



 
もちろん、それで勉強に途中で挫折したり、志望校に落ちたとき、やっぱあたしの子だから……ってなるのも違いますよね。この子と私は別物。ダメだったときはダメだったとき、考えましょう。
 
 
 
でもね、大した苦労もせずに生きてきて、全然自分に自信の無い私だからこそ、言えることがある。
 
 
 
受験に失敗したって、志望校落ちたって、あの時、一生懸命勉強したなっていう気持ちは、一生の財産だと思います。皆はズルしたときに俺はやらなかった、とか。朝も昼も夜もずっと受験のことを考えてたなー、とか。経験として何かの役に立つ!!気がする!!かもしれない!!(テキトー)
 
勉強できなくて落ちたなら、「やらなかったから落ちたんだ」という勉強になるし。
 
死ぬ気でやって落ちたなら、「中学受験で落ちた時、死ぬほど悲しかったけど死ななかったし」という自信になる。
 
 
 
脱線したけど、何が言いたいかって
 
「こいつがそんなに賢いわけない」という目で子どもを見ることは、絶対にしたくない。
 
ということでした。
 
でも、「賢いね」って誉めると、勉強しなくなるらしいですね。
賢いなら勉強しなくて良いや~ってなるそうです。人間って面白いなぁ。じゃあなんてほめれば良いねん。
 
 
 
 
 
余談ですが、この漫画を読んで、

私としては、地頭が良いとかコツコツ自分で勉強出来る子ならば、中学受験させなくて良いのでは?と思っていたのですが


 普通の親御さんは、中学受験した方が良いんだ!ってなる……んですよね。


夫も、何か中学受験はするんじゃない?みたいなノリになってます。


まじかー


地方出身者の感覚でいくと、中学受験ってなんかすごく仰々しいんだけど。



確かに、なかなか勉強できないオーラ君たちみたいな児童だけでなく、花恋ちゃんみたいなバリバリのお医者様の娘さんも当然、受験するんだものね。




頭の良い、悪いは、中学受験をする、しないに関係ない……のか?





 
 
 
 
▼ここ、フラグ立ってないの?
【『二月の勝者』2巻 高瀬志帆 2018 小学館】
 
 
この二人、これから何かとぶつかるんだろうけど、私的にはこの二人がデキるかデキないかが凄いキーなんですけど。
 
私「この二人、デキるの?デキるの??」
夫「一切そういうの無し。soyoちゃんが期待するような恋愛要素は一切ないよ」
私「ガーン」
 



熱血教師と、やる気のない教師。
でも本当は、やる気のない先生には何か訳があって……そのやるせなさ、本来の温かさや心の機微に気づいたとき、


そう!!

2人は……!


む〜す、ば〜れ〜る〜の〜よ〜(私の鼻歌です)←ヅカっぽいノリの曲




というわけで。
 
 
いやいやいや、これ絶対、匂わせてると私は思うんですよ。黒木先生、めっちゃイケメンだし、実は。
 
実はイケメン……って良いですよね。
 
実はイケメンだったパターンって、最近読んだ漫画にあったっけなぁ……と考えてみたのですが
 
 

↓↓こちら『逃げるは恥だが役に立つ』

 

 
平マサさんって、大人しい顔してるけど、実はかなりの高スペックなんですよね。
 
36歳(まぁ都会の独身男性としては普通にいそうなイメージ。別に行き遅れ感はあまり感じない)
プロの童貞(=遊び人ではない)
京大卒のエンジニア(=超高学歴ホワイトカラー)
家政婦を雇えるだけの高収入(そういえば賞与も出していた)
 
あ、これじゃあ「実はイケメン」っていうか「実は高スペック」だったわ。すみません。
 
 
 
↓↓「実は」……で、今すぐにパッと思いついたのだと、こちら

 

 

 

言わずと知れた名作『彩雲国物語』

最初の一巻がもう最高に面白いのですが、あとはアニメで観て、結局最後までノベルを読めたことは無いんですが……本当にすいません。

 
これ、最初は秀麗が「王様に政治をちゃんとするように説得してくれ」と依頼を受けて後宮に入るんですよね。そこで出会った超美系の高そうな洋服を着た殿方と仲良くなり……実はその人が当の王様だったと。まぁ賢い秀麗は早い段階で王だってことに気づいてるんですが。
 
むしろ、まんまと秀麗を好きになった王様(劉輝)にとって、まさかの秀麗が本物の皇妃ではなく、実はバイトで雇われただけの期限付きの「自分に仕事をさせる為にやってきた刺客(?)」だったとは……。
 
「実は」だらけですね。うんうん。
 
 
 
 
というわけで、「実はイケメン」って、なかなかいないんですよね。
 
貴重ですよ!!!
実はイケメン!!!黒木先生!!
 
 
 
 
 
▼ほら!!ほらイケメン!!!
【『二月の勝者』2巻 高瀬志帆 2018 小学館】
 
なんだこりゃ……
 
ただのイケメン乙。
 
何のサービスショットかと思いきや、ゲリラ豪雨のせいか。
 
私も関東に住んで何年目だったっけ、もう忘れましたが、ゲリラ豪雨の一度や二度は経験がございます。雹(ヒョウ)も降ってくるんですよね。バンバン窓に当たってて、何かと思いましたよ。
 
 
3巻から感想どうしよう……そりゃあ私が妄想できたページとか、黒木先生に萌えたページとかはあるけど、もう同じことの繰り返しになるしな。
 
と思ってたけど、大丈夫だ。
 
あの人がいる!!!ちゅーちゅーちゅーちゅー
 
 
閲覧ありがとうございました!!!