腐女子ママが『二月の勝者』読むとこうなる①
二月の勝者 二巻感想
~”Ωクラス”に過剰反応~
 
 
どうもこんにちは!
幼稚園入園前の息子が一人いる主婦です。
関東在住なもので、身につまされる話すぎて、ランキングカテゴリを「お受験」とか「育児」に変更しなきゃならない覚悟で書くことにしたんだけど、いやこれ、あくまで漫画の感想だからギリセーフ。
 
というわけで『二月の勝者』感想をドーンと行ってみます。
 
 
 
訳あって、感想は2巻から……
 
 
 
▼Ωだって??
【『二月の勝者』2巻 高瀬志帆 2018 小学館】
【『二月の勝者』2巻 高瀬志帆 2018 小学館】
 
 
腐女子の大半がここで反応したと思うんですが、商業BL読まない人には何のこっちゃ……ですよね。真顔真顔真顔真顔真顔
 
 
オメガクラスだと!?
 
 
↑↑↑まぁ、これが言いたいがためにこのブログを書こうと久しぶりにパソコンを開いたと言っても過言ではない。
けれど、少しはお受験のことについても触れるので腐女子(腐男子)でない読者の方はどうぞスクロールして下さい。
 
 
既にこの漫画を全巻読んでる夫との会話だと
 
私「何!?Ωクラスだと!?」
夫「BLの小説(妄想)でネタに使って良いよ」
私「…………(既にαだけの高校とかいうネタ設定はごまんとあるが……)」
夫「でもこのΩクラスは、よくできる方なんだよね」←すっかりオメガバ設定について理解している夫
私「私も思ったそれ」
 
 
そう、商業派腐女子の間ではかなり市民権を得ている「オメガバース」設定というのがありまして。
 
簡単にいえば、
【α⠀】が一番かっこいい、凄い、お金持ち、優秀、少ない
【β⠀】が普通の一般ピープル、大勢
【Ω⠀】は希少、差別されやすい、逆に特別
 
という設定がありまして。
 
(二次創作腐女子の間でも知られているのかどうかは分かりません。)
 
 
Ωは、特殊な性別なので差別されることもままありますが、この漫画ではオメガクラスは特別に賢い子達なのですね。
 
 
なるほどー!新鮮!
 
 
まぁ詳しくは興味がある方のみググったり、他の記事をご覧くださいませ。オメガバで一番最近感想書いたのは高嶺の花は、散らされたいになります。たぶん。
 
ちなみに、少女漫画でオメガバといえばこちら
 
 
 
興味ある方はこちらも↓↓オメガバ苦手な方にも定評のある作品です(ノベル)

 

 

もちろん、オメガバ好きにも最高に面白いのでご安心を。

 

 

 
 
▼これは、身につまされる……
【『二月の勝者』2巻 高瀬志帆 2018 小学館】
 
 
ここからはガチの主婦の感想になります。
 
ああ、これね、このお母さんの台詞ですよ。
 
「のんびり屋の歩夢に合ってないと思うの」
 
ですよ。
 
だから、個別指導塾に変えようとしている……。
 
 
実はうちも今息子が2歳の年なんです。
そして私が働いていないので(前職業に戻る気はゼロ)、幼稚園には入れる予定。
必然的に出てくる
 
 
プレ問題!!!
 
幼稚園入園は満三歳から。
 
だけど、確実に入りたい人の為に一年前から「プレ」で入園しておくと、確実に三歳から入れます。要するに、チャンスが二回ある、と。それでも二回とも抽選や試験に落ちることもあります。
東京都の幼稚園事情はというと、もう有名私立や手厚くお勉強させてくれる幼稚園は激戦です。
 
しかも、そこそこ良い大学に入れればそれで良いや~
 
という思いすらも、甘い。
 
幼稚園選びから既に戦いは始まっているかのごときお母さん達の井戸端会議……(たまたま通りがかっただけ)にて知った私。
 
 
こういうの、全部最近知ったんだけど、マジで恐怖。どっから手を付けて良いのか分からん。
 
 
ちなみにうちの近所には3つの園がありまして。全て私立です。
 
A園はとにかく遊ばせてくれるが、悪く言えば放任。
B園は歴史ある私立で手厚いサポート&お勉強。
C園もB園と同じ且つワンランク上のお子様も入園。
 
 
もう、ちょっと調べたくらいじゃ面倒くさすぎてチーンチーンチーンチーンチーンチーン
 
白目むくレベルなのに、近所のお母さんたちの話では、Bに落ちたらCだけでなく、電車通園のD園やE園も視野に入れることも検討しないといけないくらいなんだとか。
 
「Aなんてありえない!!」
それが都会の感覚!?
 
我が家は一応、都会ではないと思っているのですが、『二月の勝者』を読んでるとそうも言えなくなってきた
 
いや東京都の人はそういう感覚!?
 
と思って、夫と話をしていたらこの話面白いよって言うから読み始めたんですよ。少女漫画しか読まない私が。『二月の勝者』を。
 
うちの子はのびのびしたいだろうから、A園の方が良いんじゃないか……むしろC~Eのバリバリ系園に入れたら可哀そうなんじゃ……
 
なんて思うのは親の逃げなのかなって、このお母さんの台詞を見て思ったんです。このお母さんは今の塾よりも値段の高い個別塾に行かせようとしているからむしろ攻め、なんだけど。
 
ここで言う私の考えに関しては確実に逃げです。もう考えるの面倒だからAで良いやって。
 
 
何を考えるのか?
何が問題なのか?
それは


◆まず、私立のプレ枠に応募するか(受かったら一年間、余計にお金がかかる。プレに通ったら三歳からその幼稚園に必ず通わなければいけない。プレで試してみて子どもに合っていなければ3月からは別のところに行ける場合もあるでしょうが、うちはそれは何だか申し訳ない気持ちになるので余程の事がない限りはプレでお世話になったところに行く予定)、もしくは本番のみに賭けて、プレは申し込まないのか

◆どこの幼稚園のプレに応募するのか(Bだけなのか、BとCなのか……その他にもモンテッソーリに特化した園とかシュタイナーに特化した園とか、いろいろあります……ETC)

◆プレの抽選や試験に全て落ちたら、本番でどこを受けるのか

◆本番でも知育系私立が全滅したら、A園に通うのか、A園に通いながら習い事やお教室を詰め込むとか、そういう対策が必要なのだろうか?
 
こういうのね、家でガッツリお母さんが面倒みれる!とか、代々公立幼稚園から公立中高を出ても有名大学に入れてるくらい元々の地頭が良い!!みたいな家系とかじゃない限りは心配でしょう。
 
 
 
都会では、お金の無い人が公立に行く
 
 
 
 
という感覚があるとか、ないとか。
 
 
 
いや、うちはお金、無いよ!!!!
 
 
 
なぜならシングルインカムだから。
 
共働き世帯よりも確実に貧乏です。
 
もう幼稚園もA(一番入学金などが安い)園で良いんじゃね??
 
いや、そんな訳にもいかないので、幼稚園に入る前に気付いたことが幸か不幸か……まだ間に合う。
 
そう、全てが間に合う。
 
A園が息子に合ってると考えてAにする、ならいい。
でも、とりあえず考えるのが面倒くさいからAで良いやってのは、ダメでしょう???
 
 
 
将来、個別塾に行かせて何十万もかけなくても良いように、今からコツコツと少しずつ高いけれども良質の教育が受けられるであろう環境に置いてあげたい、
 
 
という親心なわけですよね。
 
 
いやでも、私立幼稚園って、地方出身の私からするともう馬鹿高くて涙出る……さすがにここで、この入学金があったら漫画が何冊買えるとか言わないけど、そういうことなんです。
 
いやでも、子どもの将来には変えられないわけで。
 
 
もちろん、手厚い幼稚園に入ってもそれが子どもに、もしくは親に合ってないと大変な思いをすることはあると思う。結局、息子に合った幼稚園はどっち、いや、どこなんだろう……
 
もう夜も眠れない……(寝てるけど)
恐ろしい……
 
この漫画は中学受験の物語だけど、幼稚園入園前から戦いはもう始まっている……のかもしれないのです。
 
もちろん、始まってると思ってるお母さんもいらっしゃるはず。子どもの成長は小さい頃の方が目覚ましいし、投資をするなら小さい頃の方が効果が高いって大体の本に(たぶん)書いてあるもの↓↓↓
 
 
 
▼えぇラブラブラブラブ黒木先生にキュンおねがいおねがいおねがいおねがい
【『二月の勝者』2巻 高瀬志帆 2018 小学館】
 
 
「悪い大人に何されるか分かんないよ?」
 
やだ~~
悪い大人に何されちゃうんですか~?
 
 
 
…………。
 
すみません。悪い病気が……。
 
ただ、この漫画、作者さんは女性の方なのでしょうか?
黒木先生のイケメン具合、ちょっとずるいですよね。
 
夫に言わせれば「主人公だから仕方ないでしょ」ということなんですが……
 
やはり、私のように、主婦がときめくよう計算されている(んなわけあるか)いや、ちょっとはあると思う。作者さんか編集さんのどちらかは、絶対に主婦をときめかせる気でこの漫画を描かれていると私は見た(勝手な解釈です)
 
まぁどこにときめくかは人それぞれなので。ここにときめいたのは、私だけだったかもしれませんが。この黒木先生の怪しさ、そして、髪のセットを崩したらちょっとワイルドなイケメンっていう設定、最強です。性格がタンパクで容赦ないのも良き。←殆どそういうとこばっかしっかり読んでいる
 
 
 
 
▼殺し文句
【『二月の勝者』2巻 高瀬志帆 2018 小学館】
 
「少なくとも俺にとっては。そして桜花にとっても。」
 
きゃあああああ
 
何っだ、この殺し文句は!!!
 
このまま膝まづいて花恋の足に口づけしそうな台詞。
 
え、そう思ったの私だけですか?あれ~おかしいな。
 
 
やばいっしょ、センセー……そんなイケメンじゃマズイ。子どもたちが、勉強手につかなくなっちゃいますよ。私が生徒なら確実に、授業中、先生しか見てないね。これはちゃんと勉強ができる花恋ちゃんだからこういうこと言うわけで、私にはきっと言ってくれないと思うんですけどね!!!
 
ストレスで髪の毛抜いちゃうくらいまで頑張れる子って凄いですよね。でもその分、息抜きの仕方や自分の限界を知っていないと……
 
あ、めっちゃ自分に甘い私は大丈夫です。
 
こんななるまで努力できない……むしろお尻を叩いていただかないと。
 
お尻って。
 
ああん、いけない、いけない……また変な妄想が。
 
 
 
 
 
 
この漫画、全然恋愛要素無さ過ぎて、隙あらば妄想してしまう……いかんいかん。
 
閲覧ありがとうございました!
 

↓↓というわけで新刊はこちら

 

 

 

早期教育が大切!!というのはもう耳にタコなのですが、シュタイナー幼児教育の考え方では、早くに無理に詰め込むのはよくないとか。うーん……とにかく情報は一つの方面だけではいけないと思うのでこちらも載せて置きます↓↓↓