『夢中さきみに。』感想
泣いた……
和山ヤマ/2019/コミックビーム
こんにちは!
更新お休み中だというのに、また漫画読んじゃって、性懲りもなく感想を上げている私ですね。
閲覧ありがとうございます。
今日は、同じく漫画オタ(オタと言って良いかどうかは語弊があるけど)妹のオススメ漫画の感想です。書く時間ないんだ……と思っていたけど、書かないと身がもたないと思ったので記しておきます。
「夢中さきみに。」表紙です。
この表紙からもお分かりの通り、古風な絵をしております。この絵がまたノスタルジックで良い塩梅のいい雰囲気醸し出してました。ノスタルジックという言葉をよく知らないまま使っちゃってるけどまぁ、あながち間違いでもあるまい。
いやこの絵を古風と私は思ったけど、いやいや先進的だろうと思われた方がいるかもしれない。めちゃくちゃ新しいじゃん!!って思われた方すいません。私にはノスタルジックに見えたのです。
ちなみに「ノスタルジック」を検索すると、「懐旧の念を起こさせるさま」ですって。余計わからんわって感じですが。
この前髪、7:3くらいでしょうか。分け目の感じ、ちょっと汗かいてる感じ。青春ですね。良いですね。
あの頃(高校時代?)は、はやく大人になりたいなんて思ってた普通の女子であった私。たぶん、殆どの高校生が「はやく大人になりたい」派だと思う。ずっと子供のままでいたいって思ってる高校生って少なくない??私はそう思うんだけど。今の若い人はどうなんでしょうね。
そういえば話はちょっと変わるけど、子供の遊びの大定番である”おかあさんごっこ”の主役はもちろん「お母さん」役であり、誰しもお母さん役を奪い合った記憶がある(?)と思いますが、
最近の子どもたちの一番人気は「お母さん」役じゃないとか。
何が一番人気かって?
ペット(犬とか猫とか)
だ、そうです。
何もしなくても愛される。しゃべれない……そういう存在になりたいと思う子供が多いんだそうですよ。(聞いた話なのでソース不明ですが)
そういうご時世の子供たちは、もしかしたら一生高校生でいたいなんて、思う子が多い……のかもしれないですが。かもしれないってだけですよ。もちろん、お母さんになりたい子も、お父さんになりたい子もいると思うけどね。
それにしても、あのころ(高校時代)は、冗談みたいなノリで「今が一番楽しい~!!」「女子高生だよあたしたち~」みたいな肩で風切って我が物顔で街を歩いてたけど(たぶん)
確かに、あんなに若くてみずみずしくて怖いもの知らずだった、夢と希望しかなかったのって、あのときだけかもな~~
なんて。
話は戻って本題です。
この話はいろんなショートショートになってますが、ほかのやつもよかったけど、感動屋さんの私がうかつにも泣いてしまったのはこれ。
[うしろの二階堂]より
あらすじと共に……
▼いるいる、こういう子
「いるいる~」なんだけど、いやここまでの子はそうはいない。
クラスに一人もしくは学年に一人はいるよね~、なんだけど、たぶんここまでの子ではない。もしくはこの二階堂君みたいな子はもっと単純にいじめられてると思うんだ。
でもこの漫画の二階堂くんは、不良やパリピの生徒すら近寄らない程の不思議な男の子なのです。
彼に近寄ったり話しかけたりするとミラクルが起こってしまうというような変な噂まで流れる始末。
だってこの顔、もう登場シーンがインパクトありすぎるんだよ。ホラー漫画のタッチですやん。楳図かずおさんの漫画かと思ったわよ。
※妹は『漂流教室』も大好きです。そういえばあの子、小さいころから『漂流教室』、大好きだったな……。
とにかく普通の顔がこれって私が教師なら、おなかでも痛いのって心配するレベルなんだけども。いやもうそういう心配するとかじゃないレベルの存在らしいです。
いやー別に私が漫画オタだからとか、腐女子だからとかじゃなく、誰しもこういうクラスでの疎外感というか、なじみにくい気持ちは大なり小なり味わったことがあると思うのですが。
え?ないの?ふつうは疎外感とかなく、クラスで普通にやってけるのが「普通」だもんね。
まーじゃあ軽く二階堂にシンパシーを感じる私はかなり根暗な方の青春時代を過ごした可能性が高いわけですが。
でも、主人公の目高(メダカ)君は、この二階堂君の前の席になってしまうところから物語はスタート。
▼まさかの二階堂の正体……
( ,,`・ω・´)ンンン?
あの二階堂くんが、ジャニーズジュニアだとぅ?
ここで驚きなのが、目高君は、二階堂君と中学時代に同じ学校だったという女性と会うんですね。
彼女から語られる真の二階堂くんの姿(驚愕の事実?)に、驚き、めん玉飛び出る目高くん(飛び出てはいません)なわけですが。
この女性が夢見る少女みたい。何か昨日食べたのは……クリームあんみつだっけ?あ、クリームソーダだった♥えへへ♥とか言いそうな顔です。
そういえば思い出したんだけど、
苦しいときのおまじないは「プリン・ケーキ・フルーツパフェ(←好きな食べ物)」って何だっけ。
凄く懐かしい漫画だ。うわ、懐かしい……私の青春……というかティーン時代を代表する漫画ですね。
で、本題に戻って……
ありそうで、ないんですよね。こういう展開って。
悲しいかな。実際、学校で浮いてる子はたいがいちょっと変わってるの。変わってるから浮くんです。馴染めないから一人なんです。協調性が大事なクラスの中で合わせられないから誰も寄って来ないんです。
でも、彼(二階堂くん)は本当は、超絶イケメンすぎてもう女子から寄ってたかってモテモテすぎるのが面倒くさくてそれを回避する為にワザト、誰も近寄れないような自分を作っているというんです。
んんん?
やっぱなんか、ありそうでない。
ありそうで、無いって思ったけど
でもよくよく考えてみたら、天才が子供のころは先生たちに手のかかる子供だといわれていたなんてことはよくあることで。
トム・クルーズさんもADHDと学習障害があるとか。子供のころは先生、彼の将来が心配だったかもしれませんね。でも、今や大スターです。
世の中に漫画みたいなことがたくさん起これば良い。
変だと思ってた(思われてた)子が、一躍脚光を浴びるようなとんでもない才能に目覚めれば良い。
って思ってしまうけれど、別に。
ただの変な子でも、特殊な才能のある変な子でも、普通の子でも、ちょっと変な普通の子でも、イケイケなパリピでも、問題を抱えるパリピでも、なんでも良いんですけどね。
多様性が大好きな私です。
あれーこれじゃあ感想をまとめ辛い……結局どっちやねんてなる。困った。
▼でもなぁやっぱこの笑顔には泣いてしまった
二階堂くんと同じ中学だった女子に、真の二階堂くんの姿を聞いてしまった目高君は、たまらず二階堂くんの笑顔が見たくて、渾身の変顔をして笑わせるのです。
そしてこの表情!!!
もーっ
可愛い。
可愛いの一言でしょう。
可愛すぎる。
泣いちゃった。ここ。
登場シーンの楳図かずおさんとは別人だもの。
なんで同じ人間なのに、二階堂くんのイケメンさに気づかないのっていう疑問はナンセンスですよね。
漫画だから。
って思ったけど、実際に現実でもそうなのかもしれない。
本当は二階堂君が同じ一人の人間なのに、見方によっちゃ「変わった人」にも、めっちゃ可愛い「ジャ〇系イケメン」にも見えるように。これくらいすぐ気づけるような良いところが、我々の言う我々の近くにいる「変な子」にもあるのかもしれない。
知ってる人には、なんで気づかないんだろうって思うくらい明確なのに。「変な子」っていう先入観で観てしまうから気付いてないのかもしれない。見ようとしてないのかもしれない。
私が一部の、学生時代に一瞬でもつらい思いをしたことのある人間だから、そう思うだけなのかもしれないけれど、このシーンには特に胸アツでした。
でもね、ずーっとパリピで生涯、疎外感や孤独感を感じたことのない人だって、このシーンは胸にくると思うのよ。だって多くの人と一緒にいられる人っていうのはそれだけ周りに気を遣ってるはずだし、人の気持ちがよくわかる人だと思うから。だから、クラスの中心にいられるんだと思うのよ。
そういう意味では、生涯、疎外感や孤独感を感じたことのない人なんてのはいないのかもしれない。
だったらこのシーンには、すべての人が何か思うところがあると、私は思うのです。
▼でもめっちゃサラっと流してない?
でもこの感動的な笑顔のあとの2人(主に目高くん)のセリフがちょっとあっさりしすぎてないか?と不思議に思った私でした。
私だったら、あの二階堂くんのかわいい笑顔を見たあかつきには
ぃやったー!!!!
だよ。
飛び上がって喜ぶやろ。
その時、世界のどこかで花が咲くよ。
人目もはばからず、ハグしてキスして、カンパー!!!イ!!!やろう。(キスはいいすぎたけど)
なんかけっこう普通かよって思ってしまった。でも、実際はこういう感じなのかもしれないなって、そうも思う。
まぁとにかくまた妹のオススメの漫画が面白かった。
はー……あたしのオススメの漫画(とか小説)も妹に読んでほしいんですけどwww
閲覧ありがとうございました!!
私的なつぶやき
息子が、私のメガネをすぐ壊すから。
何回直しに行ったことか。
何回店員さんに「あちゃ~これはどうされたんですか~」と驚かれたことか。
何回
「息子が、上からガチャーンって加湿器で押さえつけちゃって……」
「息子が、パカッとやっちゃって……」
と説明したことか。
もう修理できないレベルっていうか、壊れる可能性があるけど曲げてみますね、みたいな直し方。
……次は絶対に眼鏡市場で買うんじゃなくて、安い3000円くらいの眼鏡にする。←その頃には息子が眼鏡に飽きている。はぁ……。
閲覧ありがとうございましたm(__)m
メガネ民には困る、コロナの夏。頑張りましょうね。