ピッコマ

『捨てられた皇妃』

75感想

~ゼナ公爵の登場~

 

 

 

 

※この感想は、『原作ラスト予想』や様々なネタバレを読まれた方はご存知の内容ですが、少しだけネタバレを含みますので知りたくない方はご注意ください。

 

 

◆あらすじ

波乱と不安を残したお茶会を終えたアリスティアたち。皇帝陛下と皇太子殿下へ新年のご挨拶をするため、父と王宮を訪れるが、貴族派の首領ゼナ公爵と出会う。貴族派は既に力をなくしているとはいえ、陛下も一目おく存在。冷たい視線に、ゼナ公爵からはよく思われていないと察するアリスティア。

自分たちの順番がきて皇帝陛下へのご挨拶をするアリスティアとケイルアンだが、社交界には「アリスティアとカルセインが恋仲で、二人は愛の逃避行に避暑地へ行ったが、見かねたルブリスが視察とかこつけて様子を見に行った」という噂が流れていると陛下本人から聞かされる。

 

 

◆感想

 

・お茶会辺りから急きょ出てきた序列ですが、どうなってるのかと申しますと、

 

1位ラス家

2位ベリータ家

3位モニーク家

4位ゼナ家

 

だったんですね。「乙女ゲー」じゃないので、ルブを選ぶラスト(ルート)しかないんだけど、どの相手もアリスティアより序列が上とは・・・おいしいですね。さすが少女漫画のキメ処を抑えていると感じました。

 

 

・ゼナ公爵

 

遂にゼナ侯爵、登場ですね。なっかなか出てこないから、なかば幻の存在かと思っていました。もしくは漫画では登場しない・・・とかね。でも、登場して「おお!」と、なりました。なりましたよね?

 

この人が・・・!例の!

 

あの、ゼナ侯爵!

 

この人が、回帰前アリスティアとルブリスがこれでもかとすれ違っていた元凶ともいえる人なんですね。なるほど。怖いオーラ全開です。

 

ケイルアン(侯爵)との会話を読む限り、侯爵のモニーク家よりも公爵のゼナ家の方が階級は上のようですね。なのに、ご挨拶に伺う順番(序列)はゼナ家の方が下なんですね。

 

 

 

・新年の挨拶

 

挨拶をするところは、皇帝陛下と皇太子殿下(ルブリス)がすごい遠くの玉座にいらっしゃって、「王様感」、半端ないですが、その後のお茶のお席では、ちょー近いので驚きました。もっと長くて10メートルか20メートルくらいあるテーブルの端と端に座って、え、どうやって会話してんの。みたいなツッコミ待ちしてたのに、残念です。逆にこんな小さなテーブル、よく宮殿にあったな...と思ってしまうようなこじんまりしたテーブル。


皇帝陛下のアリスティアとケイルアンへの信頼の証なんでしょうね。

 

・ティアとラス公子の恋人なんじゃないか疑惑

陛下から聞かされて驚くティア。2人で避暑地に愛の逃避行・・・は良いんだけど

 

「見かねたルブが視察を言い訳にモニーク領へと足を運んだ」ことになっているようです。

 

え、何その展開。最高じゃないですか。

 

ルブが見かねてモニーク領へ・・・という事実(噂)だけでもすごくおいしいですが、何よりもルブが追っかける側なのが最高においしい。

 

この話を聞いているときのルブの顔・・・おいしいです。

 

んでも、ティアのそういう噂について、ルブは全く嫉妬やら何やらの感情を表すことが無い。「気をつけろ」とすら言ってこない。これは、新しいです。今まで私が読んできた物語ならすぐ嫉妬して「おいいい!!」ってブーブー文句言ってくるか、嫉妬して縛りつけて監禁か・・・どんな話を読んできたんでしょうね。もしくは僕の妻としてふさわしい行動を心がけろとか何とか真実も知らずに叱ってきたりしてね。なのに、ルブは何も言わない。何も言わないところがまた、厳格な「皇太子」というポジションをリアルに感じさせられて最高においしいです。

 

まだお互いに歩みよろうとしているところ・・・まだルブは自分の気持ちにすら気づいていないところですし、ティアはルブを避けているところですしね。

 

これから、ルブがどれほどティアを好きになり、どうやってティアの心の氷を溶かしていってくれるのか、楽しみです。

 

回帰前はゼナ公爵にまんまとやられましたが、今回はむしろゼナ公爵の妨害が二人の仲をより強固なものにしてくれるのではないか・・・とただの予想ですが、思いました。

 

あ、そういえば、これから美優も帰ってくるんですよね。

うわーどうなるんでしょうね。ゼナ公爵登場したから、そろそろ美優も回帰してくるのかしら。

この話はまだまだ終わらない感じですね。楽しみです。

 

 

 

・女子たちの陰口を知るティア

 

「いくら幼少時代から交流があるとはいえ」と言ってますが、え、そうだったの?セインとは、あの剣を売ってるお店で初対面だったのかと思っていましたが・・・でもお互いに序列上位の皇帝派に連なる騎士団長の子息と令嬢・・・社交界で出会ってるはずですよね・・・。いやでもあのとき、お互い初対面っぽかったけどな・・・。

 

 

”社交界を好きにさせすぎていたようね”

 

 

きまったー!!中身はもう皆より一回りもふたまわりもお姉さんの(回帰してるから)ティアは、どうするんでしょうね。

 

そうですよね。私も他の貴族の令嬢たちが出て来ないからどうしたものかと気になっていたんですよ。この中には、美優の見方になって悪いことしようとする女子もいるかもしれない(予想)ですね。

 

 

 

 

 

 

 

●登場人物

 

◆皇帝

ルブの父

◆ルブリス<ルブ>

皇太子

回帰前、ティアを処刑

◆アリスティア

モニーク侯爵令嬢

主人公

◆アレンディス<アレン>

頭脳担当(草頭)

ベリータ侯子

◆カルセイン<セイン>

剣術担当(赤頭)

ラス侯子

◆ケイルアン(白髪)

モニーク侯爵

ティアの父

第2騎士団長

◆ベリータ侯爵(緑長髪)

アレンの父

◆ラス侯爵(赤髪)

セインの父

第1騎士団長

 

◇イリア・セ・ジェノア

(茶髪・赤目)

◇キリナ・セ・フィル

(金髪・茶目)

◇ニアーヴ・スー・ヌエン

(白髪)

◇ダニエル・セ・バート

優男

 

 

 

▼今日のコンビニアイスはこれ。

まぁ何てことはない普通のアイスですが、おいしいですよ。