koharu2018さまさまのブログでも
紹介されていた
企画展 彩りの島々 インドネシア
秋は色々と家族の行事が多くて
気になりつつ、だったのですが
やっと、ついに!
訪れることが出来ました。
息子たちを預かってくれて旦那さんありがとう
評判のとおり
なんと中身の濃い企画展なのでしょう!
展示はザックリと言うと
前半の織り(イカット)後半の染め(バティック)
についてに分かれており、
子供たちに人気の楽器や遊びのコーナーも
色々充実した内容でした。
詳しくは、
細雪さまが四回にわけて
分かりやすく解説して下さっています。
是非是非〜
研究家の渡辺万知子氏の
貴重なコレクションとあって
本当に細かな解説付きで 楽しく拝見できました。
インドネシアを構成する、幾つもの島、
それぞれにとても個性的な
染織と文様があることを知りました。
民族同士、部族同士の戦いの歴史も
それぞれの島の食糧事情も
個性的な絣の意匠になるのですね。
ズンバ島のヒンギには圧倒されました
首架に並べられた敗者の首は
一族の勝利の証 のデザイン
ラジャ(王)の富と力を象徴する水牛にワニ
馬が男性の富を象徴する
男性の強い社会なのでしょうか
一転して優しげなのは
花の紋様を家紋として織り込むのは
女系社会のサウ島
ライジュア島の絞りの藍染には
日本のそれと通じる感性を強く感じて
レンバタ島の、貴重な食糧であったマンタの柄。
昔ダイビングで出会った独特の容姿が
絣の柄になっていることにも感動し
ティモールの縫取織や紋織は、
琉球華織を連想させ…着物になったら〜
としばし妄想
いけないいけない、王族の肩布の幅を
手幅で測って 半幅だな、八寸、
とか考えちゃうの
失礼しました
島ごとにこれほど個性が違うとは。
藍に茜、そして蘇芳。アジアの色は力強い
バティックと呼ばれる臈纈染めは
金属の型でロウ置きをしていく
その過程の布や、貴重な型も
見ることが出来ました。
細かな細かな防染と染めの重ね
どれも息を呑むほどのレベルの高さ
印象的なソガの茶色と藍のコントラストに
飲み込まれてしまいそう
イカットや、バティックの文様は
どこか正倉院文様を思わせたり
もちろん更紗文様とも似ていて
いくつもの宗教や民族の生活の
ごった煮である染織りというものに
アジアの長い歴史のつながりを感じます。
臈纈染めや絣の工法は、素材こそ違え
日本のそれと共通のところが多くて
着物に相性が良いのも本当に腑に落ちました。
売店では、やはり布がお好きというご婦人と
しばし お喋りに花が咲き🌼
感動を分かち合いました
気づけば随分と
長い時間を過ごしていました。
三つの味のわらび餅
やっと出せたピンクがかった多色の本塩沢、
リサイクルで見つけた絞りの名古屋帯
濃紫の帯締め 一位色の帯揚げ
秋を楽しみます



