先日のこと。
朝、バイクで御所沿いを走っていると、左手の街路樹の上の方から突然二羽の鳥が絡み合いながら車道に転げ落ちて来ました。
「えー」
ケンカに夢中の二羽はバイク(わたし)が突進して来るのにも気付いていない様子で、そのまま車道の中ほどまで転がりそうな勢いです。
思わずよけました。
あんたら…轢かれるえ!!
気になってバイクを停めて見届けてしまうほどの白熱ぶりでした。
あれはなんだったんだろうと思いながら、御所の中に入り、てきとうなベンチに腰かけて朝ごはんを食べていました。
するとすぐ隣あたりに、ハイキングかつ、なにやら重装備の写真撮りスタイル(カメラレンズが50cmくらい?)な男性たちが「おはようございます」と、一人、ふたり集まってきました。
さわやかな、マニアックな不思議な空気感。
「◯◯がいますね。」
「◯◯の声かな。」
聞こえてくる会話から、どうやら鳥の観察にやって来た鳥好きの集まりのようでした。
…鳥好き…!?
なぜか私が座ったベンチのすぐ隣が彼らの集合場所で、ちょうど座った時が集合時間だったようです。
黙ってそのままごはんを食べながら会話を盗み聞きして、その場を立ち去ることもできましたが、
これはもう。。
(聞くしかないだろう)
「鳥を観に来られたんですか?」
「ちょうどさっきのことなんですけど…」
と、仕入れたばかりの鳥情報、脇目もふれずに激しくたたかう二匹のことを尋ねました。
「そんなことってよくあるもんなんですか?」
「身体はどんな色でしたか?」
と逆に聞かれて、
「灰色っぽい…」
「くちばしは濃い黄色でしたか?」
「ムクドリかな。」
など鳥の種類の特定をし始めて下さり、絵本のような鳥図鑑を持ち出して見せて下さいました。
「こっちですね。」
私が目撃したのケンカの二羽は「ヒヨドリ」だったことが判明しました。
「ヒヨドリは今の時期、巣穴を争ってよくケンカするんです。」
へーっ!!(@Д@ )
「でもそんなに激しいのは珍しいですね。」
へえ!!
そうしているうちに三人四人と観察会のメンバーがどんどん集まって来ました。
200円でどなたでも参加自由といいます。よかったらいつか参加されてみてください。
「いきなり横から失礼しました。勉強になりました。」
と、お礼を言って別れました。
こうして朝っぱらから突然(まさに)降ってきた疑問が、不思議な巡り合わせでソッコー解消されました☆
声が聞こえたり、飛び方や移動の仕方を見るだけでどんな鳥がどうしているのかわかるのって
楽しいなぁッ!!









と思いました。
会の皆さんの視点に合わせると、いつもの風景が違って見えてきこえて来ます。
人間の生活レベルから瞬間に意識をシフトできて、季節の移り変わりや自然の流れを大きくとらえることができます。
とても自由で贅沢な時間の過ごし方だと思います。
ホームページを拝見すると和歌を引用されていました。歌がよまれた時代には鳥の声を聞くことはあたりまえの感覚だったのでしょうね。
いつの間にか人間の意識のフォーカスがどんどんズレて来ているのがしみじみよくわかりました。
日や月の光の加減や、色、湿度、草花、虫の声と、本当に毎日が感受性豊かだったんだろうな。
現代でも普段からできる人もいるんだなと、改めて気づくことができました。
いい学びでした。
ヒヨドリのケンカに感謝。
観察会の皆さんに感謝です。
ご縁をありがとうございました



♡今日のありがとうパワー♡





ありがとう
ありがとう
ありがとうございます



★『北コミまつり2015』出演

◆日時:3/15(日)11:00~16:30
◆場所:「京都市北青少年活動センター」
京都市北区紫野西御所田町56番地(北区総合庁舎西庁舎3・4階)
TEL:075-451-6700
~詳細未定~
障害のあるないにかかわらずみんなで楽しめるお祭りです☆(>ω<)(≧∇≦)



アップ遅れているにもかかわらず最後までご覧いただきありがとうございました!!m(_ _)m
