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今日はめずらしく京料理屋さんで調理補助のお仕事でした!





他のメンバーの方たちと共にチーフらしき方から説明を受けます。エビの下処理からのスタートでした。




「660匹やってもらいます。」




と小さな段ボールを開けるとそこにはエビが。




生きています。






竹串で腹わたを抜き、まっすぐに突き刺すという作業です。
それが終わると湯がかれます。




みんなにお手本を見せて下さり、丁寧に教えて下さいます。







なんていうことはないんです。

なんていうことはないんです。




ごくごく当たり前の調理風景です。
どちらのご家庭の主婦の方でもあっという間に終わらせます。






チーフがエビをつかみます。

エビがピチピチ暴れます。

竹串を背中に突き刺してわたを引っぱり出します。

そして頭から尾までまっすぐ串を貫きます。

身体が反れなくなっても、足やヒゲはザワザワ動き続けています。




まだまだ生きているんです。





こんな作業あたりまえなんですけど、






無理でした。








「痛いよー」



って、声はないけどはっきり言っています。




つかむことすらできませんでした。




「仕事でしょ?仕事はちゃんとしなさいよ!」


頭はそう言うんですけど気持ちが無理でした。



「何甘えたこと言ってるの。みんな我慢してやってるんだからこれくらいやりなさい。」



思うんですけど、




逃げました。
完全に逃げました。


他に作業があるならそちらに回してほしいと。






ビーガン(純菜食)になってから久しいですが、自分でもびっくりするくらいヘナチョコになっていました。



かつて縮み上がりながら生きた貝を料理していた頃の方がまだ勇ましかったように思います。





心の底からヘナチョコです。




他の方にそのようなストレスの大きい作業を押し付けて、私はすっかり死んでしまったエビをみそ漬けにする作業に入りました。




本当に生ぬるい。






昔は、肉を食べるなら自分で捌くべきだとかいきって考えていましたが、




もう、なんかもう、無理です。





たまたま見えたからそんなこと言って、見えていないところでは無数に何かが苦しんで死んでいるんだよ。



矛盾だらけなのはわかってるから、できることしかできないから、今の選択をしています。



漁をされる方や、食肉関係者の方を否定しているのではありません。
むしろ本気で尊敬しています。




わたしが信じられないくらい臆病になっただけです。










いよいよ面倒くさい人間になって参りました!!!!







こんな私ですが、今後とも皆さまどうぞよろしくお願い致します(>_<)(>_<)m(_ _)mm(_ _)m







あっ、結局その後、皆さんが処理して下さった湯がかれたエビの殻を一日ひたすら剥いていました。
感謝と申し訳なさとともに。



大量なのでだんだん何も考えなくなるのですがね。




そういう風にして色々なことはわけがわからなくなるのかしら。
なんてヘナチョコは今思ってみました。



以上です。
ありがとうございましたm(_ _)m