
たくさんあるボタンの意味がわからず、じっと見つめていました。
何なんだろう。これは。
「なんでそんなことがわかんないの?こうしたらこう、当たり前じゃない。」
私は確かにあまり頭がよくなく(今でも)「そういうもの」とされることを合点するまでに、ものすごく時間がかかりました。
「すすぎ」というボタン、洗剤の量、全自動という機能。
頭に入ってこないのです。
汚れた衣服を水に浸けて、灰や石鹸をつけて洗濯板で汚れを浮かして流れ落とす。
それだったらわかります。
でもその洗濯板と洗濯機の間を、上手に埋めることができませんでした。
洗濯機に関しては、年齢と共にさすがに理解してきましたが、私は他のありとあらゆることが同じように理解ができませんでした。
以前、NHKのある番組で深田恭子さんが、お肉屋さんでお肉をじっと見たりします。と話されていました。
相手のアナウンサーの方は怪訝な顔をされていました。
部位がよくわからないからだとご本人は話されていたと思うのですが、感覚で私はその気持ちがものすごくよくわかります。
牛や豚や鶏と、商品になったお肉との間が埋められないのです。
ちょっと勉強すればわかることだよ。という意見もよくわかるのですが、もとを見せられずに出来上がった物ばかり見せられてきた子供は、魚が切り身で泳いでいると発想しても仕方がないと思います。
本当に思います。
過程を知らないで感謝なんてできるんでしょうか。
私だって命のやりとりも知らないままお肉を食べて来ました。
だけどある時からそれが嫌になって、お肉屋さんコーナーでパック詰めされているお肉の扱いを見て、
「なんというお肉」
と思いながら突っ立っていたこともありました。
ようするに今でも頭がよくありません。
だから隠さないで見せて欲しいという気持ちが今でもずーっとあります。
だけど色々なことがどんどん明らかにされてきました。
お時間分けてでもぜひご覧下さい。
ふだん口にしている物のこと、こうやって公開して下さるのは本当にありがたいことです。
あと選ぶのは自分次第。
きっと明らかにした信頼関係が、記憶も人も組織も、本当のベースになるんですね。
これからの地球ではこれがもっと普通になるんでしょうね。
でもそうあるには、自分が、自分から明らかにしていかなければなぁと思います。
日々学び、よろこびが増えること、いろいろな思いに感謝!!
ありがとうございます!!!