ブログネタ：事故物件、住める？ 参加中私は住めない派！
事故物件に限らず、
人が亡くなった後と言うのは、
大抵、「想い」が残っています。
その想いは時間と共に薄れ、
雲散霧消して行くのが普通。
でも、亡くなり方によっては
薄れることなく残ることもありますし、
場合によっては、亡くなっていないのに
想いの強かった当時の残留思念が
残ってしまうこともあります。
いわゆる生霊と言うのは、
現在の自分の意識と無意識のズレから
生まれてくるものですが。
残留思念は、凝り固まった昔の想いで、
その時には吸収しきれなかった、
もう一人の自分である、とも言えるのです。
最近、気が向いて、
ちょこちょこと片付けを始めています。
いろいろあって、気持ちが疲れてしまい、
「片付けられない女」状態だったのですが、
少しずつ、復活してきたな、と思って。
ここには何を入れていたっけ？な所まで
記憶も退化しているので(笑)、
今日は朝から棚に手を突っ込んでゴソゴソ。
と、ゾクッとする感覚に、
思わず手をひっこめました。
そうか、ここにしまってあったんだっけ。
それは、私の髪の毛で作られた、カツラ。
まだ高校生だった頃、腰まであった髪を
バッサリと切った時に、母親が記念にと
作ってくれたものでした。
作った当時から「気色悪い」が
正直な感想だったのですが、
それなりにお値段もするらしい記念品、
おいそれと処分できず、所持したまま。
私が高校生の頃と言えば。
小学生の頃に母親から言われた一言で、
私は「魂の闇」をさまよっていました。
「お前なんか誰からも必要とされてない」
実は全体の文脈があって、
その中で「今回の話の中では出番ないでしょ」
位の意味でなされた発言だったはずです。
でも、言葉の力って怖い。
元々が繊細過ぎた私には、
「誰からも必要とされてない」は、
殺されたのと同じ位の衝撃でした。
10歳からの8年間、
「世間に不要な私を育ててくれている」親には
反論も反抗もできませんでした。
ましてや、母子家庭。祖母はいましたが、
私だけの味方ではないし、ヒステリー持ち。
他にも、追いつめられるような出来事が多く、
日々、交通事故にでもあって早く召されたい、
それが一番の願いだった頃。
カツラには、その頃の想いが詰まり過ぎてて、
エグイ位に念を放っているんです。
時間が経つほどに、強まっていると感じる位。
見ると、そのことを思い出すのではなく、
今の私がドン引きできる「ゾクッと感」、
こんな怨霊がいたら成仏させるの苦労する、
そんな勘弁してくれレベルの、残留思念。
残留思念は、ただ残っているだけなので、
それを説得したり納得させたりと言うのは、
大変難しいものです。
よく、動いちゃうお人形なんてありますが、
良くも悪くも念がこもったものは、
現状ではお焚き上げによる供養、つまり、
燃やすことで現物ごと念を浄化する位しか、
一気に解消する手はないんです。
とても幸いなことは。
今こうして、客観的に、あの頃の私は、
良い子を演じながら、これ程までに
悔しさや哀しさを抱えていたとわかること。
どれ程、辛い思いを抱えていても、
自分で死んでしまわなくてよかったと、
今しみじみ思えること。
私が未だに、親と相いれない理由も、
多分、この髪が抱えている苦しみと
とても関係があると、再認識できること。
結構、たくさんあります。
で、ここで現実的な問題が生じます。
このカツラ、どうしようかな。
気持ちとしては、今すぐにでも
お焚き上げをしているお寺に送って、
成仏してもらいたい感じ。
何しろ、ちょっと触れただけなのに、
胸は痛むし、動悸はするし、
見ているだけで、まるで睨まれ返して
いるようで、本当に怖いから。
でも、カツラです。と言うか髪です。
物理的に考えて「睨み返す」わけは
ないんですね(笑)。
そう思えてしまう、私の心の底。
本当に怖いのは、多分そちらです。
本来、髪に残っている思念も、
私自身が吸い戻して、解消できたら、
それが一番のようにも思えます。
カツラだけあって、
私のてっぺんが薄くなれば、
地毛のカツラとして活用できるのも
間違いないですしね(笑)。
そう思いながら、
とりあえず同じ場所にしまいました。
この新月の段階で、わざわざ、
私の胸を痛めるために出て来たことは、
何か意味があるのかもしれないから。
私たちが、どこかの段階で、
何かのきっかけで、落としてきた、
あるいは置いてきた自分がいるなら。
今年一年は、和解し、合一し、
力を合わせて進む、そんな年に
できるのかもしれません。
ちょっと苦労しそうだけど(笑)☆
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